「丹後あおまつ」号

水戸岡列車にまた乗ったゾ!!

 北近畿タンゴ鉄道(KTR)をご存じですか?京都府北部・丹後地方にある第三セクター鉄道で、天橋立や丹後半島への住民の足となっています。北近畿タンゴ鉄道は、京都府と兵庫県を走る鉄道会社で、宮福線(宮津~福知山30.4km)と、宮津線(西舞鶴~豊岡83.6km)を保有しています。かつての国鉄の赤字ローカル線(特定地方交通線)を引き継いで発足しましたが、年々利用者が減り、2012年度には過去最大の8億4150万円の赤字を計上しました。日本の第三セクター鉄道のなかでも最大級の赤字会社です。久美浜で乗ったタクシーの運転手さんのお話では、全国でも三番目の赤字だったそうですよ。それが2015年に、「ウィラー・アライアンス社」に運行を委託してからずいぶんと人気が出た、とおっしゃっておられました。自治体が第三セクターを通じて「下」にあたる線路を整備し、「上」にあたる運行部分を民間企業によって黒字化しよう、というモデルです。これによって、際限ない税金投入を防ぐことができるということなのでしょう。「京都丹後鉄道」の名称で鉄道運行事業を開始しています。

 再建のために、同鉄道では、丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」「丹後くろまつ号」という人気の観光列車を走らせています。「あかまつ」「あおまつ」「くろまつ」車両は、九州新幹線や和歌山電鉄の「たま電車」などの工業デザイナーとして知られる水戸岡鋭冶(みとおかえいじ)先生のデザインだけに、内装に木をふんだんに使って、印象的な列車となっています。もちろん、木は難燃化処理をしてあるので、安全面でも問題ありません。「あかまつ」車両は、乗車券のほかに540円(おとな・こども共通)の乗車整理券が必要です(人気列車なのでなかなか取れないんです)。一方、「あおまつ」車両は自由席です。車体色が赤色と青色と、車両名に合わせた色で一目瞭然、誰でもすぐにそれとわかります。あおまつ」「あかまつ」の列車デザインのモチーフとなる松は、沿線にある天橋立に代表される日本海の白砂青松を象徴しているとのことです。松の形をデザインしたロゴ、字体をデザインしたロゴなどがあちこちに描かれ、アクセントになっています。これは私が今までに乗ってきた水戸岡先生の他の電車にも共通した特徴です。なお、この列車に使用される車両は、新車ではなく、長年普通列車として使われてきたものを、水戸岡鋭治先生のデザインによってリニューアルしたものです。私は今回の旅行で、この両方の列車に乗りたいと思い立ったんです。そのために特急「きのさき」で、京都から福知山へ出て、福知山から宮津まで「あおまつ」で、宮津で乗り換えて一駅たった6分間だけですが、「あかまつ」に乗って天橋立駅まで行く、という強行軍計画です。これで私の目標、水戸岡先生の電車に2つ乗れるということです。事前に宮津駅に電話して聞いたところでは、「あおまつ」から「あかまつ」への乗り換え時間はわずか2分、もし列車の到着が遅れたらそのまま発車してしまうとのことでした(そもそも「あおまつ」も通常運賃で天橋立まで行くのですから、わざわざ乗車整理券を買ってまで乗る人などいないとのことでした)。「あおまつ」に乗りながら、定時に着いてくれよ、と祈っていた八幡です。まずは今日は、最初に乗った「あおまつ」のレポートです。明日は「あかまつ」を取り上げますね。

 京都丹後鉄道の観光列車「あおまつ号」は全席自由席で、通常の運賃のみで利用できる観光列車です。運行区間は福知山西舞鶴から天橋立までとなっていて(1号~4号)、地元の足としても利用されている電車です。私は福知山駅JRから「京都丹後鉄道」に乗り換えて、「あおまつ号」の待っているホームへ急ぎます。可愛らしい列車が待っていました。名前の通り、青い車両ですぐ分かります。乗り込むと、座席は2人掛けのペアシートと、2人掛けシートが向かい合っている4人向かい合わせのボックス席、窓を向いて景観を楽しめる明るい天然木に囲まれるテーブル席などがあります。ウッディな椅子にテーブルもあり、およそ自由席車とは思えない快適さです。他には、地元の名産品などを陳列したショーケースの間に、まるでラウンジのようなソファー席もありました。カーテンやクッションも「あおまつ」ならではのコーディネイトです。各駅停車の列車としては破格のサービスです。各駅停車なので、小さな駅にも丹念に停まっていきます。そのたびに、アテンダントさんはホームに出て、安全確認や乗車チェックをしておられました。名所や駅では、アテンダントの女性が、アナウンス説明をしてくださるのは観光サービスでしょう。初めて乗る人にとっては、分かりやすい沿線説明はとっても有り難かったですね。カウンターで、乗車記念に「クリアファイル」(300円)を購入しました。

 売店となっている「サービスカウンター」を覗いてみましょう。地ビールやお酒にソフトドリンク、軽食のほか、車両の絵葉書、クリアファイル、コースター、シールなどの鉄道グッズも売っています。脇にスタンプ台もあるので、乗車記念に押しておきました。沿線の土地柄をイメージした味わいのコーヒーは、日によって提供するブレンドが変わります。カウンターでアテンダントさんに薦められ「京丹後ブレンドコーヒー」(350円)をお願いしました。わざわざ座席まで持って来てくださいます。ミルクと砂糖が入っている袋のデザインがまた可愛らしいので、写真にパチリ。縛ってある針金入り紐がハート型になっているでしょう!芸が細かい!美味しいマンデリン・コーヒーでした。降りる間際に、アテンダントさんの写真を撮らせていただきました。水戸岡流「気軽に乗れる素敵な観光列車」といった感じでした。今度は宮津「あかまつ」に乗り換えます。乗車時間わずか6分、乗り換え時間2分です。❤❤❤

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