a man of integrity

 授業でよくidentityという単語が出てくると「自己同一性」と訳す生徒がほとんどで「それは一体どういうことですか?」と聞くとハタと答えられなくなってしまいます。私は「自分は一体何者か?」と説明することにしています。このように日本語に非常にしづらい単語が英語にはたくさんあります。今日はその一例を。

 先日、a man of integrityという表現が出てきました。実に訳しづらい表現です。英和辞典によれば、「剛直な人」「清廉潔白の士」「高潔な人」「極めて高潔な人」「廉潔の士」「律儀な男」「節操の固い男」「誠実な人」などさまざまな訳語が与えられていますが、今ひとつピンときませんね。ピタッとはまった翻訳が非常にしづらい単語がこのintegrityです。“APPROVING   the quality of being honest and having strong moral principles that you refuse to change” [CALD]という定義からも分かるように、a man of integrityと言われるのは、欧米では最高の褒め言葉なんです。尊敬する山岸勝榮先生の『スーパーアンカー英和辞典』には、「a person of integrityは自ら説くところと実践するところが食い違わない、倫理的に高く評価される「誠実な人物」で、英米などで人物紹介によく用いられる」とひと味違う解説があり、さすがと思われます。

 私が最近はまっている新 将命(あたらしまさみ)さんの最新著書『社長の教科書』(致知出版、2018年7月)を読んでいたら、その定義が出てきました。さんは、シェル石油、日本コカコーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどで社長を務め、「経営のプロフェッショナル」として50年以上にわたり、伝説の外資系トップとして、メンターとして尊敬されている、まさにa man of integrity”の代表のような方です。このように具体的に示されると、モヤモヤしていた意味が明確に伝わってきますね。

1.言行にウラオモテがない(正直で誠実な)人
2.一貫性(右顧左眄しない、ぶれない信念)のある人
3.信頼できて尊敬のできる人
4.あの人の後に付いていきたい、あの人のためなら、と思われる人
5.ゆるぎない信念と理想を持っている人

 このようなリーダーが職場にいると、働き甲斐がありますね。学校現場ではめったに見ることが出来ませんが。私が松江南高校時代に二年間仕えた石賀 昇(いしがのぼる)校長先生は(⇒コチラです)、数少ないa man of integrity”でした。❤❤❤

広告
カテゴリー: 英語語法 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中