participate

 高校現場で使われている単語集で、participateを引くと「参加する(in)」と出ているだけです。どの単語集も似たり寄ったりです。中には= take part in~と注記しているものも見られます。実は participate in~=「参加する」という図式は、注意が必要なんです。生徒たちは何でもかんでも、「参加する」participateを使おうとしますが、ネイティブ・スピーカーたちの使い方・語感を観察していると、チョットとらえ方が違っていることに気がつきます。ただ「参加する」のとは訳が違い、みんなの前に立って何かをするというニュアンスでとらえているようです。I participated in a seminar on financial planning. と言ったら、みんなの前で何かお話しをした、という感じですね。同様に、We participated in the Christmas chorus.と言えば、コーラスに参加して歌っているということです。聞きに行っただけなら、went to a seminar/ attended a seminarと言えばいいでしょう。attendは「出席する」ということで、その場にいるぐらいの意味しかありません。日本語で言えば、「参加する(participate)」と「出席する(attend)」の違いと言ってもよいかもしれませんね。take part (in~)もparticipateと同じで、当事者として参加していることを意味します。ここら辺の事情を、私たちの『ライトハウス英和辞典』『コンパスローズ英和辞典』では、attendと違い積極的に参加することを意味する」と正しく注記しています。

 このことは、「単語の成り立ち」を考えてみるとよく理解できます。part(部分)+ cip(=cap 取る)+ ate(~する 動詞語尾)ということで、「一部分を取る」という意味なんですね。「役割」を演ずるという要素はここから来ているんです。イベントのある部分を担っているということですね。ついでに語根のpart(部分)から、partial(一部分の) depart(出発する)particle(粒子) particular(小部分に関する→特定の) apart(部分に分かれて→離れて) apartment(部分に分けられたもの→マンション)department(部分に分けられたもの→部門) party(分けられた部分→一行)  partner(分かち合う人→パートナー) portion(一部分)も芋づる式に押さえておきたいところです(『コンパスローズ英単語』『英単語の語源図鑑』『コンパスローズ英和辞典』のコラム「語根で覚えよう」)。私は今まで、こうやって「語彙力」の増強を図ってきました。丸暗記とは定着度が全然違います。

    ここら辺をきちんと扱っている単語集となると、まず皆無です。その点、竹岡広信先生『LEAP』(数研出版)は例外的な単語集です。この単語集はいろいろな意味で画期的な特徴を持っています。他の単語集とは一線を画すると私が感じているのは、例えば、participate「(何かの役割を果たすために,積極的に)参加する」と書き、「何かの役割を果たす」場合以外はgo to~で表現する。⇒go to the meeting「会議に参加する」 また「(人、クラブ)に参加する」はjoinを使う。⇒Would you like to join us?「私たちに参加しませんか。」さらに語源に触れて、part-「部分」+cipate[=take]からparticipate (in~)= take part (in~)と出ています。先日、米子で授業中に、この単語が出てきたので、上のような話をしたついでに、『LEAP』をみんなで引いてみて、さすがだなと感心しました。⇒私の書評はコチラです❤❤❤

カテゴリー: 英語語法 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中