ホテルのコーヒーはなぜ美味しい/まずい?

 コーヒー大好きの私は、その昔、川島良彰『コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか』(ポプラ新書、2015年)という本を読んだことがあります。衝撃的な事実がいっぱい書かれていて、結構面白かったのを覚えています。確かにセブン・イレブン、ファミマ、ローソン、マクドナルドのコーヒーは、100円という安値にもかかわらず、確かに美味しいと思います。その内情・からくりが展開されている本でした。高級ホテルのコーヒーは高価にもかかわらず、それに見合う味が提供されていないのはなぜか?という点にまで、鋭く踏み込んで書かれていました。

  ホテルで食材に人一倍こだわるシェフがなぜ、コーヒーの味にはこだわらないのか?理由は、コーヒー業界の悪しき商習慣」があると言います。大手コーヒー会社がホテルやレストランに抽出器具を無償提供することや貸し出すことを条件に、コーヒーの長期納品契約を交わす商習慣があり、納入するコーヒー豆をすべて会社に一任しているのです。また、ドリップしたコーヒーは抽出後20分以内がおいしく飲めるのが限界です。それも抽出後保温ポットに入れた場合で、ホットプレートで保温すれば、加速度的に酸化してマズくなります。これが、ホテルのコーヒーがマズイ理由です。このままいけば、「同じコーヒーなら安い方がいい」という消費者が増えていくだろうと著者は指摘していました。

 100円のコンビニ・コーヒーの原価は12~13%で、12円。1200円の高級ホテルのコーヒーは2%程度で24円。どちらもほぼ同じ価格帯の豆を使っています。コンビニは消費量が多いため、豆自体も新しいものがどんどん入ってきます。ホテルのコーヒーの消費量はそこまで多くありません。コンビニの方が豆自体もフレッシュであり、その場で挽いて抽出している分、コンビニ・コーヒーのほうが美味しくなる、というからくりです。なるほどね。豆自体はそんなに変わらないんですね。なぜか、高級ホテルでコーヒーを飲むと「高級な豆使ってるんだろうな?」とか思っちゃいますよね。でも実際はそんなに美味しくないといいます。まあ高級ホテルで飲むというシチュエーションを楽しむ分には、ありですけどね。高級ホテルのコーヒーは、ほぼ「場所代」ですしね。

 さて、ここからは私の感想です。とはいえ、ホテルのコーヒーにも、結構美味しいものが多いのも事実です。特に朝食で供されるコーヒーで、美味しいなと感じるホテルも結構あるんです。「奈良ホテル」(⇒私のレポートはコチラ)や「ホテルオークラ」「リーガロイヤルホテル」のコーヒーは最高でしたし、「三井ガーデンホテル岡山」のコーヒーも実に味わい深いものです。古くは、東京・千鳥ヶ淵にあった「フェアモントホテル」のコーヒーも感動ものでしたね(さだまさしさんのコンサートで聞いて、行ったら外国人ばかりだった)。いい豆を使っているのでしょう。

▲三井ガーデンホテル岡山 実に美味しいコーヒー

 

 コーヒー大好きの私は、現在、東京・銀座の「カフェーパウリスタ」から(芥川龍之介、与謝野晶子、谷崎潤一郎、森 鴎外、菊池 寛、アインシュタイン、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻などが通い詰めたことで有名。⇒私の紹介記事はコチラ銀ブラ」の語源になった(嘘!)ともされる)毎月コーヒー豆を送ってもらっているのと、キューリグ・エフィーの「ネオトレビエ」のコーヒー・マシンでブルー・マウンテンを毎日飲んでいます。つい最近は、「UCCドリップポッド」を購入して、毎月月替わりで世界各地の美味しいコーヒーを送ってもらって楽しんでいる八幡です。❤❤❤

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