「共通テスト」リーディング・リスニング雑感

 「共通テスト」リーディング・リスニングが終わりました。どちらも「大問構成」「問題形式」には昨年から大きな変化は見られませんでした。今回の試験で私が注目したのは次の点です。

◎英語は絶対に裏切らない!!

【リーデイング】 ★時間内に解ければ《易》 
           ※大学入試センター平均点中間集計 63.29点

(1)大問数や配点の変化はない。設問数が1題減少、マーク数が1つ増加し
た。
(2)総語数が約500語増加した。⇒これが一番の厄介点
(3)イラストなどのビジュアル情報が全ての問題に加わった。
(4)第1問の本文のタイプとして携帯画面→料理本、評価表→図書館の案内が
新しい変化。
(5)第2問・第3問にイギリス英語からの出題が見られた(programme,
first floor, third floor, ground floor, 2 August, organise, flat, 
summarises, learnt, realise, travelled, minibus, etc)。特に知らなく
ても対処できるのは昨年通り。
(6)昨年出題された「事実」と「意見」を区別する問題は半減した。
(7)時系列順に並べる問題は、昨年同様ダミーが1つ含まれていた。登場した
順が起こった順とは限らないというのも昨年通り。
(8)第5問は昨年は「物語文」だったが、今年は「伝記文」となった。これ
は昨年の第2日程通り。
(9)第4問の電化製品の購入では、over XはXを含まないということを知ら
ないと正解に至らないが、これは昨年の第2日程に出題されている(more 
than X)。
【リスニング】 ★得意と不得意で点差が開く出題          
           ※大学入試センター平均点中間集計 60.56点 

(1)大問構成や問題形式は昨年通り。
(2)スクリプトの総語数は昨年とほぼ同じで約1500語。設問&選択肢の
総語数は約100語増加して約800語。
(3)イギリス英語や英語を母語としない話者による読み上げが含まれていた
のは昨年通り。
(4)第4問で、試行調査で出題されていた、イラストを起こった順に並び替
える問題が復活した。
(5)昨年のような聞き取りづらい発話は見られなかった。

◎速報!「分析会」のご案内 

 今回の「大学入学共通テスト」に関する詳しい分析会のご案内です。2月26日(土)東京からオンライン報告会ラーンズ主催「2023大学入学共通テストに求められるチカラとは~2022大学入学共通テストの問題分析のご報告と指導事例~」を行います。ご参加希望の先生方は、コチラからお申し込み下さい。当日ご都合が悪い先生方は、後日録画でもご覧いただくことができます。やはり上からお申し込み下さい。♥♥♥

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