月刊『東京人』9月増刊号「広島大学」総特集が発刊されました(写真上)。これが実に面白かった(日本語と英語の両方で書かれている)。2024年には75周年を迎える広島大学、その前史は明治期の白島学校(のち師範学校)まで遡ります。前史も含めておよそ150年に及ぶ歴史、被爆地・広島にある大学としての平和への取り組みや各分野での最先端の研究、そして未来への展望など、広大の魅力を余すところなく取り上げた充実した内容です。広島大学と月刊「東京人」の協働制作です。ぜひお読みください。雑誌の詳しい内容は⇒コチラをご覧ください(岸田総理大臣も「75周年に寄せて」を寄稿しておられます)。
私は2016年の8月に、『広島大学は世界トップ100に入れるのか』(PHP新書)という面白い本を読みました。少子化や運営費交付金の削減により、国立大学にも自身の生き残り戦略が求められる時代になった中で、文部科学省は、「スーパーグローバル大学創成支援(タイプA)」として、世界ランキングトップ100を目指す力のある大学13校に補助金を出す制度を開始し、この13校のうちの一つに、広島大学も選出されています。実は広島大学は、論文被引用数で国内大学5位になるなど研究のレベルが高く、被爆地広島にある大学らしく「平和科目」(2011年~)を必修とするという独自性も備えています。では世界トップ100に入り、さらに目標として定める「100年後も光り輝く大学」になるために必要なことは何か?など、ローカル国立大学の数々の挑戦を綴った本でした。今の学長になってから、広島大学は大きく変わり始めたと私は感じています。リーダーで組織は大きく変わるのです。
最近の広島大学の注目すべき大きな動きとして、2023年度に法学部が東広島キャンパスから東千田キャンパス(広島市中区)に移転しました(難化傾向)。2022年8月にはアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校が東広島キャンパス内に開校しました。
「広島大学は国内でいったいどのくらいのレベルなのか?」と気になっている受験生も少なくないと思います。イギリスの高等教育専門誌の『Times Higher Education』は、日本版の大学ランキングを発表しています。そのランキングによると、広島大学は国内で10位です。2022年のランキング結果は以下の通りです。
順位 |
大学名 |
|---|---|
1位 |
東北大学 |
2位 |
東京大学 |
3位 |
大阪大学 |
4位 |
東京工業大学 |
5位 |
京都大学 |
6位 |
北海道大学 |
7位 |
九州大学 |
8位 |
名古屋大学 |
9位 |
筑波大学 |
10位 |
広島大学 |


