Far East Cafe閉店!

 私の大好きなシンガーソングライターの小田和正(おだかずまさ、78歳)さんの、東京・青山にある公式アンテナショップ「Far East Cafe」が、7月31日をもって閉店することが電撃発表されました。1990年のオープンから36年間の歴史に幕を閉じることになります。ファンからは惜しむ声が数多く寄せられています。そこにあるのは、行き場を失うような深い寂しさと、これまでの感謝、そして「小田さんの決断を受け入れたい」という温かな思いです。ファンの声を拾うと、その悲しみの深さが浮き彫りになってきます。

・こんな日がずっと来なければいいな……と、叶わぬ想いをずっと願っていた。過ごした時間や空間は、これからも心の奥で消えることなく煌めいていくと思う。

・いつかは……とは思っていたけど、思ったより早くて言葉が出てこない。寂しくてたまらないけれど、たくさんの『ありがとう』の気持ちを伝えたい。

・辛くて寂しい限りだが、きっと長い間たくさんの協議をされての決断だと想像している。感謝の気持ちしか浮かばない。

・大変寂しいですが、小田さんのお考えですよね。受け入れたいと思います。長い間、ありがとうございました。

・いつかは、と思っていたけど早すぎます。

・小田さんのことだから色々考えての決断なのでしょう。

 また、この場所は単なるショップとしてではなく、同じ思いを持つファン同士の交流の場、心の拠り所としての役割も大きかったことが窺えます。

 同店は、小田さんの今後の活動や、これまでに制作してきた全ての作品の軌跡を記録し、未来へと継承していくための公式店舗で、1990年7月に渋谷区神宮前でオープンし、1999年7月に現在の港区南青山(地下鉄の表参道駅から徒歩数分)に移転しました。店名は小田さんのソロアルバム『Far East Cafe』に由来しています。店内には小田さんの写真やイラストが多数飾られ、BGMや映像ももちろん小田さんの楽曲一色です。全国から小田さんファンが集まる温かい空間、まさに「聖地」でした。ライブグッズとは異なる、カフェ限定のオリジナル衣類や文房具、雑貨、CD・書籍などが販売されています。私もずいぶんいろいろな物を買い求めたものです。オフィシャルファンクラブ誌「FAR EAST CAFÉ PRESS」の発信拠点でもありました。店内は撮影禁止ですが、この場所でスタッフの方が一枚だけ写真を撮ってくださいます。

 2026年6月3日〜7月31日の最終日までは「Special Thanks Campaign !」期間となり、運営ルールが通常と大きく変わっています。名物だったドリンクなどの喫茶営業はすでに終了しており、現在は「物販(グッズ販売)」のみの営業となっており、店内に椅子はなく、水分補給以外の飲食はできません。混雑緩和のため、現在は入場整理券が配布されています。記念撮影スポットの設置、そして来店者への記念ポストカードのプレゼントなど、最後の日までファンとの温かい交流を続けるための心配りが進められています。混乱を避け、「ひとりでも多くの方にご挨拶させていただきたい」というスタッフの配慮も、いかにも小田和正のチームらしい誠実な姿勢です。

 頭の中では理解しつつも、長年寄り添ってきた「居場所」がなくなることへの喪失感は計り知れません。公式サイトでの発表文には「長い年月、皆さまに愛される場所としてあり続けられたこと、心より感謝申し上げます」とあるのみで、具体的な閉店理由は明言されていませんが、長年ファンの私はなんとなく予兆を感じ、そうかな、とは思っていました。その最大の予兆と言えるのが、2025年10月のオフィシャルファンクラブの公式会報誌「FAR EAST CAFÉ PRESS」の発刊終了でした。小田さんの音楽活動の軌跡やメッセージを届けてきた重要な紙媒体が最終号を迎えたことは、多くのファンに「活動のペースダウン」や「身辺整理」を意識させる出来事でした。小田さんは現在78歳です。年齢的な背景や、今後のライフスタイルを見据えた上で、実店舗の運営や定期的なファンサービスを徐々に縮小・整理していくという長期的な判断があったのでしょう。その代わりといっては何ですが、充実した「公式Webサイト」が、4月20日より立ち上がっています。同サイトは、アーティスト・小田和正の今後の活動や、これまでに制作してきた全ての作品の軌跡を記録し、未来へと継承していくための「公式Webサイト」です。音楽、映像、書籍といった全作品を網羅するとともに、その背景にある想いや、人生の軌跡までも含めて収録し、生い立ちから現在、そして今後の活動に至るまで、多角的に辿ることができる充実の内容となっています。ぜひご覧になってみてください(⇒コチラです)

 私も東京に出る度に、このショップを訪問し、小田さんのオリジナル・グッズを購入するのが楽しみでした(その足で、お隣の青山学院大学に寄ってから、「ブルックスブラザーズ本店」に行くのが私のお決まりパターンでした)。36年という長い年月、数え切れないほどのファンを迎え入れ、音楽と笑顔で満たしてきた空間が消えるのは確かに寂しく思います。しかし、あの場所で交わされた言葉や流れた時間は、ファンの心の中で永遠に残り続けることでしょう。♥♥♥

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