巨人はなぜ勝てないか?

 今年は大好きな巨人が全然勝てません。毎日テレビをイライラしながら見ています。チームの打率は12球団一の2割5分7厘本塁打の数も12球団随一の143本です(セリーグ1位の阪神は65本)。このように打撃は12球団トップなのにBクラス(4位)の怪奇現象です。強大な戦力を持ちながら、このていたらくはやはり指導者に問題があるのでしょう。詳細は広岡達朗『巨人が勝てない7つの理由』(幻冬舎)に譲るとしましょう。

(1)やはり何と言っても今年はピッチャーが悪すぎです。先発陣の防御率3.46、阪神は2.98です。救援陣になると巨人は4.11(12球団最悪)、阪神は2.28と圧倒的な差です。終盤になるとリードしていても打ち込まれて逆転されています。僅差で接戦をしていてもリリーフ投手がぶち壊します。先発投手陣も安定しているのは戸郷山崎伊ぐらいで、あとは出たり入ったりです。ここら辺も先発のコマが豊富で安定している阪神とは差を付けられています。

(2)得点と失点にも顕著な差が見られます。総得点は巨人が457点に対して阪神が465点と少しだけ上回ります。両チームはいい勝負をしているように見えますね。ところが失点になると、巨人は456に対し、阪神が365と圧倒的な差を付けられています。あれだけホームランを打ちながら得点効率がいかに悪く、点をどんどん取られているかが一目瞭然です。

(3)その原因は無駄な四死球にあります。巨人が404個もの四死球を与えているのに対して、上位にいる阪神は309、広島は362、DeNAは337個です。もうとにかくコントロールが悪い。ストライクが取れません。先頭バッターを平気でフォアボールで歩かせて、塁をためてはスコーンと打たれる。これの繰り返しです。逆に巨人のバッター陣はフォアボールを選んで歩くことができません。288個、それに対して阪神は430個もフォアボールを選んでいます(岡田監督が球団に掛け合って四球の査定ポイントをアップさせたからだといいます)。印象では巨人の選手はボール球をずいぶん空振りしています。ここら辺が阪神と対照的です。

(4)巨人には足の速い選手がいません。セカンドにランナーがいても、シングルヒットで他球団なら楽々ホームインするのに、「えーっ?何で?」巨人の選手はサードで止まったままです。盗塁数は巨人が41個。阪神は65個、広島は68個です。走力のある選手がいないのです。かつては柴田鈴木尚といった走塁のスペシャリストがいたものです。

(5)チームの失策数は巨人がセリーグ最小で45、阪神はセリーグで最も多い71です。これだけ見ると「何で?」と思うかもしれませんが、巨人は記録に表れないミスが多すぎます。守備で集中力を欠くプレーが多いのです。交錯で落球とかお見合いなど外野手での拙守が目立ちます。その典型がルイス・ブリンソン選手です。開幕直後から走塁や守備で何度もミスを繰り返しています(⇒私は以前にこのことに関して手厳しく指摘しています。コチラです)。9月1日のDeNA戦はひどかった。4回2死一塁で桑原のセンターへの大きな打球をゆっくりと背走しながら落下点に入ってキャッチするかと思われたが、グラブに当てて落球しました。記録は二塁打となりましたが、マウンド上の戸郷投手が両手を挙げて呆れたような表情をしていました。彼が顔に出すのはよっぽどのことです。『あり得ない、またか……』という心境だったのでしょう。この日は5回にも走塁で大チョンボをやらかしています。二死一塁で浅野の飛球を相手中堅手が追いながらキャッチ。一塁ランナーのブリンソンは一、二塁間で捕球を確認すると、一塁に戻っています。明らかにアウトカウントを間違えています。高校生でもこんなことはしません。1億3,000万円の高年俸の選手ですよ。翌日すぐに二軍落ちです。これまでにもアウトカウントを間違えて走塁ミスをしたり、ホームランと確信して歩いたもののスタンドに届かず単打に終わったりと、信じられないミスも連発してきました。過去にこれほどまでボーンヘッドを繰り返す選手は記憶にありません。このようなボーンヘッドはチームの士気が下がります。戸郷翔征が呆れたような顔をしたように、チームメイトはいい加減にしてほしいと思ってきたはずですよ。別にファインプレーも好走塁もしなくていいから、普通のフライを取り、普通に塁上を走ればいいだけです。でも、それができないのだから、スタメンで出る資格はありません。それは起用する監督に責任があります。一度だけならまだしも、何度繰り返しても改善の見込みがないわけですから、オフには間違いなく解雇でしょう。二軍降格は遅すぎたし、一軍にいる間も、もっと早くスタメン起用しないという決断を下しても良かった選手です。去年巨人に在籍していたポランコ選手は巨人を一年でクビになりましたが、パリーグ・ロッテに移籍して、今年は現在パリーグのホームラン王です。外国人選手の見極めも下手くそだというのが定評です。たくさんの外国人選手を取ってきながら、今までに活躍してくれたのはマイコラス投手ぐらいしか思い浮かびません。

(6)先発オーダーを固定できないのが巨人です。毎日コロコロ打順が変わります。打てないから焦っているのでしょうが、選手はこれでは落ち着きません。対照的に阪神はほぼ毎日同じラインナップです。先発ピッチャーがちょっと点を取られるとすぐに変えるのが原監督です。リリーフでも次から次へとピッチャーを代えていきます。「マシンガン継投」などと呼ばれていますが、ピッチャーを沢山使えば使うほど、不安定な投手に当たる可能性は高くなります。対して阪神の岡田監督はや広島の新井監督はピッチャーを信頼して少々点を取られても、辛抱して使います。ちょっと出来が悪いとすぐに二軍に落とすのが原監督です(今回の横川投手、前回のメンデス投手)。これではやる気も起きないし、チームの結束力も生まれません。二軍から上げて結果が悪いと1日で落とすのなら上げなければいいのに(今回の三上投手)。今年のオフには大量解雇が出そうですね。♥♥♥

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す