観光列車「エトセトラ」

 2020年の10月に、広島県内を一周するJRの観光列車が誕生しました。その名も「etSETOra(エトセトラ)」です。ゆったりと車窓から眺める風景を楽しみながらオリジナルのスイーツやお酒も楽しめる魅力的な観光列車です。列車名に付けられた「エトセトラ」という言葉は、ラテン語で「その他いろいろ。 等々。 …など。 」という意味があり、瀬戸内のさまざまな魅力を知って欲しいという意味が込められています。「えっと」は広島弁では「たくさんの」「多くの」という意味をもっています。 「エトセトラ」で行く旅は、多くの瀬戸内の魅力を「えっと」感じることができる、自分だけ、自分たちだけの自由な時間を愉しむ旅と言えるものです。

 JR6社が地方自治体・地元観光事業者・旅行会社と一体となり、集客をはかる大型キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」に合わせ、全車グリーン車・指定席の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」が運行開始して、広島県内の魅力を発信する観光列車として大きな注目を浴びています。車内には、オリジナルのスイーツやカクテルなども提供されており、車窓から見える瀬戸内海や山林など広島の景色を楽しむことができる列車です。2005年から2019年12月まで運行されていた「瀬戸内マリンビュー」の車体を改造したもので、2輛編成で運行しています。午前9時32分、JR広島駅を駅員さんたちに見送られて出発しました。

 「etSETOra」には、ワンランク上の列車の旅を楽しいんで欲しいという思いが込められています。そのため外観・内装・車内販売品などには、広島県内の特徴が伝わるようなこだわりが、詰まった観光列車となっています。車内の座席は、バリアフリーに対応しているため、車いすでの乗車が可能です。座席の離着席を容易にすることができるように座席に一工夫が施されています。そのため、高齢者はもちろん小さいお子さん連れでも、安心して列車に乗車することが可能です。

▲1号車 秋の宮島をイメージ

▲2号車 床は尾道の石畳をイメージ

   「etSETOra」の外観は、瀬戸内海を描いているような青と、白い背景が大きな特徴です。路線を走っている姿は、山の景色などに溶け込みながらも映えるデザインとなっています。ちなみに、この青色は、車両から広がる海岸線から見える瀬戸内海の青色を表現しています。次に白色は、海岸線から見える波のイメージを表わしています。また、「etSETOra」のブラックとゴールドのロゴマークや波のラインには、金色が使われており高級感を漂わせています。「etSETOra」の車内は、席の配置はほぼ一緒です。しかし、内装に関しては1号車と2号車で雰囲気が一気に変わるので、乗車した際にはじっくり見ておきましょう。まず、1号車は、オレンジ色を基調としたデザインになっています。これは落ち着いた秋の宮島を表現しており、床の柄は宮島の千畳閣を彷彿とさせるようなデザインが施されています。次に2号車は、瀬戸内の新緑に色ずいた山々を表現しています。こちらの床の柄は、尾道の石畳をイメージしたデザインになっています。

▲観光列車「エトセトラ」のロゴマーク

▲1号車後部入り口には販売カウンターが

▲さまざまな瀬戸内のお菓子と記念グッズ

 「etSETOra」には、乗車3日前までの事前予約が必要なスイーツが用意されています。種類は2種類で、往路(広島→尾道)のみの限定販売ですので確認しておきましょう。一つ目は「瀬戸の小箱~和~」上生菓子や最中などが入った和菓子セット、二つ目は「瀬戸の小箱~洋~」ゼリーやケーキなどが入った洋菓子のセットとなっています。どちらも一番煎茶かコーヒーが選べるドリンクが付きで価格は2,000円(税込)となっていますので、興味がある人は、ぜひオーダーしてその景色を楽しみながら堪能してみましょう。「etSETOra」には、往路・復路ともに沿線にちなんだこだわりの食べ物や飲み物を、1号車の車内販売カウンターで購入することができます。かりんとうやレモンケーキなどのスイーツをはじめ、瀬戸内レモンを使ったアルコールや、オリジナルグッズも販売されています。グッズは、コースター・ランチトート・キーホルダーなど、旅の記念に購入するのにピッタリなものばかりです。三つとも買って帰りました。復路のバーカウンターでは、沿線の美味しいお酒やおつまみを提供します。酒どころ広島ならではの多様なお酒とこだわりのおつまみをバー空間で楽しむことができます。♥♥♥

▲購入したコースター、トートバッグ、キーホルダー

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