「純連」の思い出

 かつてJR高田馬場駅の前のビルに「洋書ビブロス」というペーパーバック専門の洋書店があったんです。地方に住んでいる者にとっては貴重なお店で、通信販売で最新の英米のペーパーバックを送ってもらい利用していました。残念ながら閉店してしまいましたが、一度だけ直接お店に行ったこともあります。ここで洋書を購入して、早稲田通りを登っていくと、私の大好きなラーメン店「さっぽろ純連」がありました。高田馬場と言えば、多くの大学・専門学校・予備校が集まり、学生をターゲットにした安い飲食店が立ち並んでいることで有名な場所です。特に駅周辺から早稲田方面にかけては、ラーメン激戦区となっています。初めてお邪魔した際に、「正油ラーメン」と「チャーハン」がとても美味しかったんです。その後同店は閉店してしまいましたが、店長さんが受け継いで独立して、「さっぽろ羅偉伝」として生まれ変わりました。このお店にも何回か出かけたことがあります。あの時と同じ味でした。

 数年前に講演会で札幌に行く機会があり、この憧れの「さっぽろ純連」の本店に是が非でも行ってみたいと思っていました。飛行機(出雲空港―羽田空港)、北海道新幹線(東京―新函館北斗)、函館線(新函館北斗―札幌)と乗り継いで(いくら鉄道好きの私もさすがに疲れましたが)、夜の8時過ぎに札幌に入りました。金曜日の夜ということもあって、市内は車が大渋滞して、ホテルに入るためのタクシーも全然動きません。何とかホテルにチェックインを済ませ、地下鉄・南北線を利用して、「澄川」駅まで行き、真っ暗闇の中、駅前から右に曲がりテクテク歩いて向かいます。しばらく歩くと「さっぽろ純連」の大きな看板が見えてきました。あー、ここ、ここ。ここがあの札幌ラーメン伝説の超有名店「さっぽろ純連」か!と感慨深いものがありましたよ。いつものように頼むのは「正油ラーメン」と「チャーハン」です。待つことしばらく、「チャーハン」が運ばれてきました。いつもの味です。美味しい!


その後、コンビニチェーンのファミリーマートから、オリジナル総菜・冷凍食品ブランド「お母さん食堂」の「さっぽろ純連監修チャーハン」が発売されました。「お母さん食堂」ブランドでの“名店コラボ”は初となります。札幌の味を家庭でも楽しむことができるようになりました。

 「さっぽろ純連」は1964年創業の老舗ラーメン店です。現店主である村中教愛さんの母親が作り出した「みそラーメン」と「チャーハン」が看板商品です。「お母さんが苦労して真心こめて大切につくった味」という点が、ファミリーマートの「お母さん食堂」の方向性と一致したため、コラボが実現したそうです。昭和39年創業当時から変わっていないチャーハンのレシピを継承した味に仕上がっています。55年以上経った今でも絶大な支持を受けているチャーハンを、「ファミリーマート」と半年以上の歳月と労力をかけ共同開発した一品です。店で提供する味を、真似ではなく忠実に再現した「純連のチャーハン」冷凍版になります。早速買って食べてみましたが、「あ、この味、この味!!」 東京や札幌で食べたあの味を思い出しました。美味しいですよ。「さっぽろ純連」の味を再現するため、ラードでコクを出し、高温でパラッと炒めることで香ばしさを追求しました。具は、「焼き豚」と「玉子」という王道のシンプルな組み合わせとなっています。焼き豚は、豚肉に醤油ダレをよく浸み込ませて仕上げました。パッケージは変わりましたが、現在でもこの商品は、ファミリーマートで買うことができます(298円)。私は常に冷凍庫に買い置きしています。電子レンジでもフライパンでも温めて食べることができます。♥♥♥

▲ファミリーマートの「さっぽろ純連監修チャーハン」

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