「渋川マリン水族館」

 玉野市の「渋川マリン水族館」(玉野市立海洋博物館)へ行ってきました。私の「趣味」の一つに、全国の水族館を制覇するというのがありましてね、コツコツと一館ずつめぐっているんです。訪れた水族館を、地図上で一つずつ消していくというのが楽しみではあります。JR宇野駅から直通の特急バスが出ている、と聞いていたのですが、バスの時間までまだ大分ありそうなので、時間を有効に活用するために、タクシーで往復することにしました(6,100円)。岡山県唯一の海洋に関する博物館です。入館料は500円ぽっきりの小さな小さな水族館です。すぐ目の前が砂浜となっていて、岡山一の海水浴場(渋川海岸)となっています。「日本の渚百選」「快水浴場百選」にも選ばれている海です。天気がいいと、潮風を感じることができます。

 「渋川マリン水族館」は、海をテーマに1953年に開館した、歴史ある市営博物館でした。最近では、大きくてオシャレな水族館が多いので、ちょっと物足りなさも感じますが、どこか古き時代を感じる水族館です。建物は、「水族館」と「陳列館」の2つから成っています。水族館は、常設の大小34個の水槽に、瀬戸内海の種を中心とした日本各地の海洋生物を約180種2,000点を飼育展示しています。イカナゴやサッパなど、瀬戸内を代表する魚を展示しており、全国でも珍しい展示(サンマやタチウオも)となっています。陳列館は、貝類標本約1,000点や、船舶模型、魚類剥製等の展示をしています。屋外では、ゴマフアザラシやキタオットセイ、ウミガメの実物を展示。ウミガメはその大きさに驚き、オットセイは担子悲壮に遊泳する姿が見られます。入り口のすぐそばには売店があります(当時休店中)。渋川海岸の沖合にある大槌島と小槌島の間の海は「竜宮の門」と呼ばれているようです。(この区域には外洋から産卵にくる魚の路だからだそうな。)そういうこともあり模型も設置されていました。

 では、水族館と博物館からなる屋内展示場へ進みます。中に入ると、いきなり天井にツチクジラの全身骨格標本がぶら下がっていました。これは千葉県で水揚げされたクジラで、千葉の捕鯨会社からの寄贈品だそうです。大水槽です。サメやらエイやら色々泳いでいます。エイがすぐ近くを泳いでくれていて、見応えばっちりです。クラゲやクリオネもいます。続いて「暖かい海エリア」です。熱帯の海に生息する魚がメインとなっています。チンアナゴも発見!人気がありますよね。ウナギだったかな?ツボの中にすっぽり隠れている様子は面白いなと思いました。このあたりから瀬戸内海の海エリアの紹介です。クラエビ、トラザメ、サギフエがいました。大きなカニです。博物館(陳列館)だけあって、数々の貝類の標本(約1,000種類)や船舶模型などが置いてありました。子どもたちの休みの自由研究のテーマにはよさそうですね。珍しいエンペラーペンギンの剥製もありました。タナゴ大好きな吉本芸人、佐久間一行さんが水族館特任ディレクターに就任しており、タナゴ水槽を手がけています。

 屋外に出ると、ウミガメの他にゴマフアザラシが泳いでいます。ゴマフアザラシがプールをお風呂のようにして、座っている姿が愛らしくてずっと見ていたくなりましたよ。キタオットセイは、静岡県「三津シーパラダイス」で水産庁の許可の下、飼育・生態研究が行われていた個体で、研究の終了に伴って、青森県の「浅虫水族館」とここに2頭ずつ運ばれてきました。絶滅危惧種のために法律で捕獲や飼育が厳しく規制されていて、常設で展示しているのは、この3つの水族館のみとなっています。西日本では唯一の展示になります。2021年3月に名残惜しまれながら、島根県「アクアス」にお引っ越ししました。

 入り口の所にある、昭和28年、昭和天皇・皇后両陛下の御行幸の際に記念して建てられた実物そのままの灯台模型は、「御幸灯台」という名でシンボルとなっています。中に入ることはできず、外から見るだけになります。写真だけ撮って帰りました。♥♥♥

▲「御幸灯台」

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