今日できることを明日に延ばすな

 今日できることを明日に延ばすな。いつかという言葉で考えては失敗する。今という言葉を使って考えれば成功する。」これは、アメリカ合衆国の政治家であるベンジャミン・フランクリンの有名な言葉ですね。皆さんもどこかで聞いたことのある言葉ではないでしょうか。仕事であれ、勉強であれ、なんとなく面倒になって明日に先送りする、そして明日になったらまた先送りしてしまう時があると思います。しかし、それを繰り返しているうちに、成功がますます遠ざかってしまうのです。先送りすると、着手するのにどうしても億劫になってしまいますね。時間に追われた生き方をしていると、ついつい今日やれることも先延ばしにしたりします。しかし今日やるべきことを明日に持ち越せば、明日という時間がそれだけ窮屈になってしまいます。一度中断した仕事を、時間をおいて再開すると、再び一からチェックをする必要が生じるなど、効率も悪くなるんです。先延ばしにしたことがどんどん溜まっていけば、心に余裕をなくして、イライラ感がつのるばかりです。「明日やろうはバカやろう」なのです。今日すべきこと、今日できることは、今日中にやってしまう。きわめてシンプルなことですが、これが時間に追われないようにするための秘訣です。私も今までその精神で仕事をやってきました。私が早朝の6時半に学校に登校して、いろいろな仕事を片付けるのもその理由からです。頻出の英語のことわざとしても、高校生にぜひ覚えておいてもらいたいものです。

 ”I’ll do it tomorrow.” Tom promised his mother. She said, “Do it now. Never put off till  tomorrow what you can do today.”
「明日やるよ」とトムは母に約束した。母は、「今やりなさい。今日できることを明日に延ばすんじゃありません。」と言った。

 このことわざには、たくさんの面白い類似表現があります:

Procrastination is the thief of time. (ぐずぐずするのは時間の泥棒) 
Make hay while the sun shines.(日の照っているうちに干し草を作れ)
One of these days is none of these days.(そのうちにという日はない)
Strike while the iron is hot.(鉄は熱いうちに打て) 
Tomorrow never comes.(明日という日はない)

 これとは真逆の「明日できることを、今日するな」という言葉もあります。遠藤周作先生のエッセイに出てきた言葉で、元はトルコのことわざだそうです。一見すると、よく言われる「今日できることを明日に延ばすな」や「明日やろうは馬鹿野郎」とは真逆で、怠け心をくすぐる言葉のように思えます。しかし、本来の意味は「今日の仕事をやり終えたなら、後は今日という日を愉快に楽しめ」ということだそうです。毎日やるべきことが山積みなので「できることは先に全部やってしまおう!」と必要以上にせかせかしがちで、「今日」を楽しめないことがたくさんありました。この言葉も心の隅に留めて、できる限り「今日」を楽しんで生きていきたいと思っています。

 「一大事と申すは、今日只今の心なり」。これは名僧白隠禅師の師匠にあたる正受(しょうじゅ)老人の言葉です。もっとも大切なのは、今日この一瞬一瞬を精一杯の心で生きることだ、という意味です。すなわち、今日やるべきことは今日しかやるときはない、という思いでするべきだという意味です。♥♥♥

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す