「永井隆物語」

 2021年に残念ながらコロナ禍で無観客上演となった作品「永井隆物語」が、3年越しに4月27日(土)・28日(日)に雲南市チェリバホールにおいて、新たなメンバー構成で観客の前で上演されました(雲南市創作市民演劇)。それがマーブルテレビで放映されたので、今日見ました。永井隆博士松江北高校の大先輩です。この演劇を見ながら、久しぶりにウルウルして涙しました。感動的なお芝居です。 

 永井博士は、長崎大学医学部で放射線医学の研究から白血病に侵され、また長崎に投下された原爆により重症を負いながらも、43歳でその生涯を閉じるまで、病床から「如己愛人」「平和を」のメッセージを全世界に訴え続けました。放射線を研究し放射線で数多くの患者を救った博士は、その代償として原子病を発症し余命数年と宣告されます。妻に幼子の将来を託し、残りの人生を自らの体を冒す原子病の研究に捧げると誓った昭和二十年、あの原子爆弾が長崎に投下されました。科学者として、医師として、父として、そして神を信じる者として、永井博士は後世に何を遺そうとしたのか―?博士は、『長崎の鐘』『この子を残して』などの名作を著し、科学者であると同時にすぐれた文芸家でもありました。不自由な体でありながらも平和を祈り、本を書き続けている永井博士のもとには、昭和天皇ヘレン・ケラーをはじめ、多くの人々が励ましにやってきました。こうして永井博士の平和への願いは、世界中の人々にますます知られるようになったです。

 本当の平和をもたらすのは、ややこしい会議や思想ではなく、ごく単純な愛の力による。 ―永井隆

 雲南市「永井隆記念館」がリニューアルされた際にも訪ねてきました。本当に素敵な資料館でした(⇒私の紹介記事はコチラ)。長崎に行った時には「長崎市永井隆記念館」にもよくお邪魔しています(⇒私の紹介記事はコチラ)。ぜひみなさんにも訪ねて頂きたい場所です。

 「世界の人たれ」を標榜する(校歌三番)松江北高校出身の大先輩には、永井隆博士のような立派な方が数多くおられます。総理大臣を2人(竹下登、若槻礼次郎)も輩出した高校は北高を含め全国で4校のみです。マクドナルドの社長・藤田 田、「民法の父」・梅 謙二郎、大英語学者・佐川春水、漫画家・園山俊二、推理小説作家・法月綸太郎。残念なことに生徒たちのほとんどは、これらの大先輩を知らないままに卒業していきます。私は勤めている間は、できる限りこれらの大先輩の偉業を伝えるようにしていました。歴史ある伝統をきちんと伝えていくことの大切さを痛感しています。♥♥♥

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