選択肢の選び方

 自治医科大学に通っている勝田ケ丘志学館の卒業生益田くんが教室を訪ねてくれ、後輩たちに体験談をしてくれました。その中で、自分の答案で、自信を持って答えることができて正解だった問題はいいけれど、理由は分からないけれどたまたま偶然正解となった問題は、きちんと見直す習慣をつけたことが良かった、ということを報告してくれました。そうなんです。「答えさえ合えばそれでいい」といった勉強姿勢では決して力はつかないのです。

 毎日の授業の中で、英語の長文を読みながら、内容一致問題を数多く解いています。「共通テスト」のマーク模試でも何度も出てくる問題です。私は、必ず本文の該当箇所に下線を引いて根拠を明確にして○×判定をするように、うるさく言っています。点数のいい生徒たちは、このようにして「思考の痕跡」を問題用紙に残しています。成績の悪い生徒は「ただ何となく…」解答しているようです。実は、この差がデカイのです。設問の「キーワード」(名詞・動詞)をヒントにして、本文中の「該当部分」を素早く見つけ出す、そして選択肢と比較対照し、「言い換え」となっているものを正解とするのです。これを「原文典拠の法則」(あるいは「同一内容異表現の法則」)と私は呼んでいます。これができない生徒の最も大きな要因は「単語力不足」です。本文または選択肢の正確な意味を取ることができないのです。そして時間内に読み切ることができないのです。「語彙力」を大いに鍛えるべし!が教訓です。

 ここで一つ大切なことがあります。普段から練習の際に、「正解」が分かったらそれでよし、とするのではなく、「不正解」選択肢もどこが間違っているのかをしっかり確認しておくのです。誤りの選択肢は、どこかが巧妙に「すり替え」られているか、「記述なし」のどちらかです。これをやっておくと、本番で生きてきます。本番では、正解が分かりさえすれば次に行けばいいのですが、素早く、確実にそれをやるためにも、練習では負荷をかけておくとよいのです。どんなに大変でもこれを忠実に実行しておくと、秋から始まる「共通テスト」の演習や本番で成果が出てきます。配点の大きい読解問題部分をはずさない生徒が高得点を取るのです。「原文典拠の法則」。しっかり励みましょう!私が模試の度に「見直し」をさせているのは、ここら辺のコツを自分で会得してもらいたいためなんです。♥♥♥

▲私は生徒と一緒に問題を解いて「見直しプリント」作成を長年続けています

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