老舗「太平楽」

◎週末はグルメ情報!!今週はラーメン

 昭和30年からラーメンを提供している松江のラーメンを代表する老舗店「太平楽」(たいへいらく)。松江のソウルフードとも言われるラーメンで「松江クラシック」を確立したと言っても過言ではないお店です。松江で行列のできる珍しいお店です。朝の10時過ぎにオープンするのですが、アッという間に満席になってしまいます。それほどの人気店です。60年近くお店に立ってラーメンを提供されてきた店主の松村金之助氏が、2015年10月15日に亡くなられました(享年87歳)。その後一時、「太平楽」が閉まっていた時期もありましたが、また再開されました。今日は10年ぶりぐらいにお邪魔してきました。

 厨房では年配の女性が2人で切り盛りしておられます。中は、レトロな雰囲気。席はカウンター6~8人に、小さいテーブルが3組ぐらい。テーブル席は相席が原則。左端のカウンターを見てください。ラーメンの鉢が置けるか置けないかという狭さです。一瞬目を疑いますがイスがあるので、きっと満席の時にはこのイスがあの狭さでも活躍するのでしょう。何度も修復しているイスがあり、歴史を感じさせます。満席のお客さんは、ほとんどが地元の常連さんです。

 メニューはたったの3種類です。「らーめん」「大盛」「特大盛」の3種類のみ。この時代、す~麺でもなくチャーシューが乗っているのに、普通盛りで450円という破格。今時こんな値段でラーメンが食べられるお店は知りません。時代とともに金額が吊り上がっているにもかかわらず、まだ時代に追い付いていないような安さです。私は「ラーメン」(450円)を注文します。テーブルには大きな白こしょうが置いてあるのでお好みで。スープは濃いめのしょうゆ風味。「太平楽」スペシャルの中加水中太縮れ麺に、脂味の少ないチャーシューもほどよいホロホロ感。メンマはめちゃくちゃ柔らかいです。一見量が少ないと思いましたが意外とお腹いっぱいになります。

 店内は相変わらず地元のお客さんが多いですね。女性も含めて、ほとんどのお客さんが「大盛」「特大盛」をオーダーしておられます。トッピングはチューシュー、メンマ、モヤシ、ネギの四種類。レンゲは置いてないので直接どんぶりからスープを飲みます。クセのない豚骨清湯出汁に香ばしい醤油の香りと塩分、そしてガツンとしたうま味。これが今でも多くの松江人を虜にする伝統の味ですね。ズルズルとすすり、グイグイとスープを飲み、そしてチューシューを頬張る。ピリッとした香りと出汁が重なり合うのがオールドスタイルに似合います。癖のない豚骨清湯出汁に芳ばしい醤油の香りと塩分、そしてガツンとした旨味。私が大好きな広島「つばめ」「陽気」と同系の中華そばです。ラーメン評論家の大崎さんのあるある言葉に「いつまでもあると思うな 老舗の名店」とあります。いつまでも長く続けて欲しいお店です。

▲このスープがたまらなく美味しい!

 営業日は週に月・木・金のわずか3日間のみです。開店時間の午前10時過ぎからじきに満席で、昼までにはスープが無くなり、売れ切れ閉店となるのでご注意を。なにせ、あのラーメン好きの歌手・一青 窈(ひととよう)さんがコンサートで松江にやって来られた際に、スープがないので断られたというお店ですから。常に満席なので相席は当たり前。空きを見つけて滑り込みます。♥♥♥

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