しゃべり力

 長い間、英語教師として生徒達を相手に語ってきました。授業の中で「しゃべり力」を磨いてきました。どうやってしゃべり力(=発信力)を身につけるか?しゃべり力で人を引きつけるために心がけていることが三つあります。「しゃべりで人を引きつける三要素」を意識してきたのです。それは「エーッ!」と驚かせるか、「ヘェー」と感心させるか、「なんで?」と好奇心をくすぐることでした。一番大切なのは、どれだけ新鮮な情報や知識、解釈を相手に提供できるかです。

 当たり前のことを当たり前にしゃべっても、誰も魅力を感じてくれませんね。みんなが知っていると思っていることを、「実はね…」という形で新しい解釈をしてみせれば、生徒達は「ヘェー」ということになります。例えば、visit(訪問する)という単語は誰でも知っている基本単語ですが、「vis(見る)+it(行く)⇒見に行く⇒訪問する」と分解してやると、意外な反応を示します。vis(見る=see)という語幹は、visible(目に見える), vision(視力), visual(視覚の), televison(テレビ)などでおなじみですが、もう一つのit(行く=go)が生徒達には意外で、exit(外へ行く→出口), transit(向こうへ行く→輸送), circuit(回って行く→回路), initial(中へ行く→頭文字), issue(外へ出る→問題、発行)と広げてやると、「ヘェー」という反応になるのです。また、どこにも書いてない、人がやらないような、聞いたこともないちょっと常識外れの見方をしてみれば、「エーッ!」と驚くか、「なんで?」と興味を持ってくれます。例えば、hobby=「趣味」、almost=「ほとんど」、sufficient =「十分な」、relative=「親戚」、finger=「指」、almost=「ほとんど」、hospital=「病院」、opinion=「意見」、effort=「努力」、「unknown=知らない」「favorite=お気に入りの」、「various=さまざまな」「lately=recently=最近」、「actually=実は」、「participate=参加する」、「satisfactory=満足のいく」、「in fact=実は」、「after all=結局」、「be familiar with~=~に精通している」、「be willing to=喜んで~する」「take~for granted=当然のことと思う」などと、常識的に一対一対応で丸暗記していると困ったことになることを取り上げると、意表を突かれた生徒達は、「エーッ」「なんで?」となります。今までに慣れ親しんできた知識とは全く異なるからです。さらには、「努力逆転の法則」「1.01と0.99の生き方」「自己採点の重要性~2点違うと?」「セブンイレブンの最後のnは小文字」といった生徒達が意外と思うことをネタとして提示してやると、「エーッ」「なんで?」で教室内にどよめきが溢れます。

 「ヘェー」と感心させるか、「エーッ」と驚かせるか、「なんで?」と好奇心をくすぐる。これこそが、私が心がけているしゃべりで人を引きつける三要素です。♥♥♥

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す