投手王国をつくるための3年計画

 巨人・桑田真澄2軍監督(56歳)が12月1日、上原浩治(49歳)さんがご意見番を務めるTBS系番組「サンデーモーニング」にゲスト出演して、巨人の投手陣について興味深いお話しをされました。桑田2軍監督は、「2022年ですかね。1軍の投手コーチをやってた時に『投手王国をつくるための3年計画』というのを7人の投手で始めたんですね。そのうちの3人が、ちょうど今年が3年計画の3年目で侍ジャパンのユニホームを着て投げてくれたっていうのは、個人的にはうれしかったですね」と話しました。その3人とは、先日まで行われていた「プレミア12」に巨人から出場した大勢(25歳)、戸郷翔征(24歳)、井上温大(23歳)の3投手です。『投手王国をつくるための3年計画』へえー、そんなのがあったんですね。残る4人は、赤星優志(25歳)、横川 凱(24歳)、堀田賢慎(23歳)、山崎伊織(26歳)で、その7名で構成していたと名前を挙げました。来季はメジャー挑戦を決めた今季15勝したエースの菅野智之が抜けるのですが、「さらにですよ、今季入団した西舘勇陽(22歳)、又木鉄平(25歳)というピッチャーもいますので、菅野君の穴は若いピッチャーたちで埋めていけるんじゃないかなと思っています」と話していました。若いピッチャーがめきめきと力をつけてきており、一応筋は通っていますね。

 確かに、原辰徳前監督「2年後くらいには投手王国ができる」と発言していたおと思います。巨人が強い時代は投手力が優れていました。試合に出続ける野手に光が当たりがちですが、過去を振り返っても、勝っている時は強力な先発、ブルペン陣を抱えていました。各投手が最小失点に抑えれば勝率は高くなる。原監督も手応えを感じていたからの発言だったのでしょう。巨人の昨季のチーム防御率はリーグワースト3.69で、「Bクラスとなった原因」とされていました。将来的にチームの軸になれる投手をテストする期間にもなったと思います。今季は戸郷、山崎が10勝以上を挙げ、今後どれだけ彼らがさらに“本格ブレイク”を果たせるかがチームの成績を大きく左右しそうです。生え抜きの投手たちが王国を形成できるのか。来季の巨人の若手ピッチャーたちに注目したいと思います。

 ドラフト3位で入団した赤星投手はルーキーイヤーの昨季、2試合目の登板となる4月3日の阪神戦(東京ドーム)でプロ初勝利をマーク。その後は3戦連続のKO、リリーフへの配置転換も経験しましたが、9月には先発した試合で2勝を挙げるなど、今季はさらなる飛躍が期待されていました。キレのあるストレートを投げるぴっちゃです。しかし、今季は先発しても、先発しても負け続け、わずか1勝7敗に終わりました(いいピッチングをしてはいたのですが、援護がなく辛抱ができずにポカをして負けるというパターンの繰り返しでした)。来季には期待です。

 桑田二軍監督は現役引退後に早稲田大学の大学院でスポーツ科学を学ぶなど、メカニックの専門家で、リハビリ中の育成選手、身体の使い方を習得中の若手投手などの指導には適任だと思います。彼の知識、経験が最大限に生かせるはず。育成契約となった投手も虎視眈々と一軍での活躍を狙っています。チーム内に激しい競争が生まれることも良い兆候です。

 昨年チームは低迷しましたが、今季は先発、リリーフともに“核”となる投手が現れて、抜群の投手力で優勝することができました(セリーグNo.1)。まずは戸郷を中心とした強固な3本柱を作りたいところです。そこに他の20代の投手が切磋琢磨して追い付いて欲しいと思います。私は戸郷、山崎、赤星の3本柱に期待したいと思います。共に制球力に優れていて大崩れしないのが共通した良い点です。♥♥♥

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