セブンカフェの「ブルーマウンテンブレンド」

 かつてコンビニのセブンイレブン「セブンカフェ」において、挽き立てで切れのあるドリップコーヒーが100円で飲めるようになった時には衝撃を受けたものです。そこいらの喫茶店のコーヒーよりもよほど美味しいものが100円で飲めるのですから、全国に衝撃が走りました(⇒私の解説はコチラをお読み下さい)。しかしながら、そのセブンカフェ」のコーヒー開発にあたっては、過去に三度も開発に失敗していたことはあまり知られていません。

◎1975年~デキャンタストーブ式・・・淹れた直後から酸化し、15分程度で品質が
保てなくなった。
◎1994年~カートリッジ式・・・挽いた粉を使用していたが、淹れ立てとはいかなか
った。
◎2001年~エスプレッソ式・・・カフェブームに乗ったつもりが、ドリップ派が離れ
てしまった

 人間三度も失敗すれば諦めるのが普通なのですが、無類のコーヒー好きだったセブンイレブンの開発者はそれでも「ニーズはある」と、上司の反対を押し切って、新たに淹れ立てのコーヒーの開発に挑みます。それが大成功につながったのです。教訓としたい話ですね。

 セブンイレブン「ブルーマウンテン」といえば、毎年11月から期間限定で発売されている高級ドリンクです。「ブルーマウンテン」と言えば、一般的には「世界最高クラスの高級豆」「コーヒーの王様」といったイメージをお持ちの方も多いと思います。確かに、その希少性が故に、喫茶店などでは1杯1,000円〜が相場ですね。ブルーマウンテンは、ジャマイカの東側ブルーマウンテン山脈(標高2,245m)の内側にあたる「ブルーマウンテンエリア」と呼ばれる限られた地域だけで栽培されたコーヒー豆のことを言います。ブルーマウンテンエリアは激しい寒暖差(平均8℃以上)・険しい斜面による水はけの良さ等、高品質のコーヒー豆栽培に適したエリアで、ブルーマウンテン品種は、世界で採れるコーヒー豆のうち0.011%という希少な品種なのです。昨今の世界的な異常気象などで、さらに希少さが増しているようです。①決して広大ではなく生産量に限りがある、②全て手作業で収穫を行っている、③完熟したコーヒーの実のみを収穫している、ことも希少性を増しています。セブンイレブンは、産地であるジャマイカに「苗木」を寄贈するなど支援をしている関係で、それなりに安定してブルーマウンテンの供給を受けているようです。

 とはいえ、さすがセブンイレブン。1杯250円で「ブルーマウンテンブレンド」を提供してくれています。買い方は、レジで店員さんに「ブルーマウンテンブレンドをください。」と言うだけです。レジで店員さんにブラックの専用カップを渡してもらい、専用マシンの「ブルーマウンテンブレンド」Rのボタンを押すと抽出が開始されます。

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▲カップも高級感が漂う!

 このコーヒーに関して、公式サイトに書かれていることをまとめてみました。今年のものは、深化進化を実現させた、3つのこだわりがあります。

❶産地豆を適正に配合したこだわりのブレンド
→ブルーマウンテン本来の風味を最大限に活かすことができ、飲んだ後の余韻も甘く続き、最後の一口まで楽しめる一杯に仕上がっています。

❷素材を最大限に引き出すこだわりの焙煎
→複数の焙煎機を駆使して、それぞれに合った焙煎を行っています。だからこそ余韻も長く続き、最後の一口まで飲みたくなる一杯に仕上がっています。

❸香りとコクを引き出すこだわりのドリップ
→抽出時のお湯の量やタイミングを工夫して、コンマ1秒単位でこだわりぬいたおいしさを追求しています。

 淹れたての芳醇な香りは、苦味みとコクが強く香ばしくどこかすっきりとバランスを整えた印象もありました。上品でウッデイな香りで、ダークチョコレートのほろ苦さと、滑らかな口当たりが特徴的で、酸味はあまり感じられません。ナッツを焼いたような香ばしさもありつつ、甘さがしっかりとあったので最後の一口まで美味しく飲むことができました。これでたったの250円。破格の一杯です!喫茶店で飲んだら間違いなく1杯1,000円以上はするはずです。

 黒い重厚感のあるカップそのものにも、他のコーヒーとは異なる差別感・高級感が感じられますね。そして、飲む前から、かなり上品な香りがプンプンと漂ってきます。この凄まじいまでの香りは今までのコンビニ・コーヒーでは無かった芳香で、かなり期待感が高まります!実際に飲んでみると、酸味と苦味のバランスがバッチリです。しかもあっさりとした口当たりです。口に含んだ際の苦みがスーッとすぐに引き、雑味をほとんど感じません。ある意味「苦い」とも感じさせないほどの、ほどよい苦みと軽やかなコク。飲み込んだ後も、鼻先に抜ける芳醇な香りと軽く残る甘味が幸福感を与えてくれます。後味も非常にスッキリしていて確かに「バランスが良く」、そのレベルは今までのコンビニコーヒーとは段違いです。少し温度が下がった状態で飲むと、酸味がちらりと顔を出し、嫌みのない酸味の変化を楽しむことができます。一言でいうと「優雅」!飲みごたえと満足感が全然違います。まさに王様のバランス感覚を感じる味です。

 お金に余裕がある日、気合を入れたい日、美味しいものと一緒に贅沢したい日、などにピッタリなのがこの「ブルーマウンテンブレンド」でしょう。250円という価格は、コンビニ・コーヒーとしては少々お高いのですが、お金を出しても飲む価値はある!とだけは言っておきたいと思います。ちなみに、ローソンファミマ「モカブレンド」と比べても、香りと味は圧倒していることを付け加えておきます。♥♥♥

 

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