Boys, be ambitious.の続き

 クラーク博士が、1877年に札幌農学校(現在の北海道大学)の学生たちに別れ際に言ったとされる言葉として有名なのが「Boys, be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」ですね。

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 札幌・羊ケ丘展望台クラーク博士は、左手を腰に右手は遥かかなたを指差していますね。なかなか格好のよいポーズです。高さ2mの台座の上に立つ2.85mの立像なので相当大きいです。指はどこを指し、何を意味しているのでしょうね。「少年よ大志を抱け」と無限の世界を指差しているのでしょうか?それとも指差している方向に何かがあるのかな、と視線を向けると、丸々太った羊がのんびり草を食んでいます。制作者によると、どこか特定の場所を指しているのではなく、「真理の探究」を象徴したものだといいます。それにしても何を意味してるのかなと不思議に思わせるのがよいところで、実に威風堂々とした立像です。私も思わず同じポーズで記念撮影をしていました。

 実は、この言葉にはいくつかの「続き」とされる説があります。

 Boys, be ambitious! Be ambitious not for money or selfish aggrandizement, not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a deity ought to be in a man. 「少年よ、大志を抱け。それは金や私利私欲のためではなく、人が名声と呼ぶような儚いもののためでもなく、人間としてあるべきあらゆる真理を追究するために大志を抱きなさい。」

 札幌を去る際に、馬にまたがったクラーク博士が、何のために大志を抱くのかという価値観まで含んだこの深い言葉を叫び、そのまま雪の中に消えていったというエピソードは、今も日本の教育界で語り継がれる伝説的なシーンです。当時の教え子たちの回想録などによると、博士が伝えたかった「野心(ambitious)」の真意は次の三点に集約できるでしょう。

①脱・利己心:お金や出世のために頑張るのではない。

②脱・名誉欲:他人からの評価(名声)という消えやすいものに惑わされるな。

③人格の完成:人間としてあるべき姿、つまり「道徳」や「倫理」を追求せよ。

 ただし歴史的には議論があるようで、博士自身の手紙や公式記録にはこの全文が残っていません。研究では、確実な記録が残っているのは 「Boys, be ambitious!」のみと言われています。長い文章は、後世に伝えられる中で付け加えられた、クラーク博士の思想を説明するために作られた可能性があるともされます。当時の学生の回想や後年の証言から耳構成されたために、確定ではなく有力説とされています。♥♥♥

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