さださん、今井美樹さんに楽曲提供

 今井美樹(いまいみき)さん(62歳)は、歌手デビュー40周年となる2026年、約8年ぶりとなる通算21枚目のオリジナル・アルバム『smile』を、2月11日に発売しました。アルバムタイトルの『smile』には、「困難な時代の中でも、日常の小さな喜びや、誰かと分かち合う笑顔の瞬間を大切にしたい――私らしく笑顔で」という温かなメッセージが込められているように感じられます。中でも大きな注目を集めているのが、昨年「夏 長崎から 2025」にゲスト出演していただいた今井美樹さんへ、さだまさしさんが楽曲を提供した「美しい場所 ~Final Destination~」です。人生の旅路の果てにある「美しい場所」を見つめるように、静かな祈りと希望を歌い上げます。「大丈夫、ちゃんと場所はあるから」と、さださんの深くて美しい詩の世界と、今井さんの透明感あふれる歌声がどのように溶け合うのか、が大きな聴きどころになりそうです。長年日本の音楽シーンを支えてきたお二人が、楽曲提供という形で初めてタッグを組むのは、ファン待望のコラボレーションです。さらにはプロモーションビデオ(PV)が先行公開され、録音当時の様子が克明に記録されていました。この楽曲は、さださんが今井さんに初めて提供したもので、自らヴァイオリンとコーラスにも参加しています。さらに、夫である布袋寅泰さんもギターとコーラスで参加。編曲はさだ工務店の店長・倉田信雄さんが担当しておられます。今回のPVは、その貴重なレコーディング風景が収められたスリーショット映像となっています。そこら辺の制作の経緯や楽曲への思い(遅れに遅れたようですが)を、最新のファンクラブ会報「まさしんぐWORLD」296号で詳しく特集していました。

 今井さんは、一人でさださんのライブに出かけるほどの熱烈なファンでしたが、さださんは、今井さんの夫の「布袋さんからも別ルートで、今井美樹にさだまさしを歌わせたいんだけどって」話があったといいます。布袋さんは数年前󠄂から「絶対、君、さださんと一緒にやってみるといい」と言っておられたそうです。さださんは「インスタグラムで布袋さんとつながっていたんですよね」と意外な最初のコンタクトを明かしました。「“いいね”が入るんですよ。布袋さんのオフィシャルが“いいね”してますみたいなの言って来るじゃん。布袋って誰だ?布袋って誰だよって調べてみたら、布袋さんしかないですね」となり、「会ったことがないから、一回会いましょうって。すぐに今井美樹さんの話になって」と語りました。レコーディングでの今井さんと布袋さんは「わりとドライにプロデューサー、シンガーって分かれていましたね」と言い、曲への注文は、今井さんからは「細かい注文はなかったですね。さだまさしの世界観ってのは分かってくれているから」と言います。「(昨年の[夏長崎から2025」で)美樹さんの歌を聞きながら、イメージを実はつくっていたんですよ。あそこにいる1万5千のお客さんたち、みんなが不安に思ってることは、結局、哲学の入口と出口で、私はだあれ?っていうのと、どう死にたいか?っていう、この2点にくくられてくるので、それを今井さんらしくフォローしてあげるような、そんな歌がいいなと思って。その後に布袋さんと会った時にね、布袋さんと割と、好き勝手なことを……〔笑〕さださんバイオリン弾いてよ。バイオリンの綺麗なメロディーがパーンと鳴って、そのメロディーで歌いだして”って…さださんもコーラスで参加して!訳の分からないこと言うでしょ」と笑っていました。「じゃあ、布袋さんもソロやんなきゃダメだよ!」ここら辺のやりとりは下のPV映像に全部収められています。それにしても冒頭のさださんのバイオリンの音色、美しいなあ~。そこに布袋さんの強烈なギターの音色がかぶさり、素敵なエンディングです。♥♥♥

 『smile』は、今井美樹がデビューしてから今日に至るまで、彼女を支え続けてきた作家やミュージシャンたちと共に作り上げたアルバムだ。デビューアルバムを手がけた佐藤準さんから、現在の今井美樹バンドを率いる河野圭さん。岩里祐穂さんや川江美奈子さんといった、彼女の歌に寄り添い続けてきた言葉の作り手たち。そこに、吟遊詩人のさだまさしさん、そして今を生きる若い世代のミュージシャンたちが、今井美樹の大きな節目を祝うために集まってくださった。年齢を重ねたからこそ辿り着いた、優しさと逞しさを併せ持つ笑顔。その笑顔には、涙も、葛藤も、喜びも、悲しみも、すべてを抱え、乗り越えてきた人だけが放つ光がある。今井美樹は、頑固だ。折れない。もし、ポキっと折れずにしなることを“しなやか”と呼ぶのなら、それは間違いなく、強さだ。ジャケットに写る振り向きざまの笑顔は、これまで歩んできた時間と、これから続いていく未来を、そのまま映している。『smile』は、アーティスト今井美樹の“今”を、最も誠実なかたちで刻んだアルバムだと思う。おめでとう。よくぞ、ここまで頑張った。このアルバムを聴くすべての皆さんが、笑顔になりますように。  (布袋寅泰)

 果たしてあの爽やかで都会的な今井さんの歌世界と、僕の世界がマッチするのか最初は不安でしたが、プロデューサーの布袋さんと最初に話したときの「助言」というか「夢」に背中を強く押されて書き上げました。Final Destination(最終目的地)はどんな人生にもあるでしょうか、或いは必死で生きる中で突如出会うものなのでしょうか。しあわせの青い鳥は実はいつも近くに居る。僕はそれを信じたいと思います。  (さだまさし)

https://youtu.be/AhhFP-bwSnU?si=AGB00nTdC_8VtWVm

【補足】 さだまさしさんが、福岡県内初の4年制音楽大学として、4月に開校する「福岡国際音楽大学」客員教授に就任しました。同時に、この大学の校歌も、さださんが作詞作曲。大学によると「さださん自身が昨年11月、実際に太宰府市に足を運び、本学キャンパスや太宰府天満宮などを巡りながら、イメージを膨らませて完成させた校歌」で、「親しみやすい曲でありながら、太宰府と福岡の歴史や文化も盛り込まれ、この地と音楽への敬意が感じられる校歌」だということです。同大の学長に就任予定の東京芸術大学前学長澤和樹(さわかずき)先生と旧知の仲だったご縁で実現しました。先生はさださんのコンサートで「柊の花」を名バイオリンで盛り上げて下さいました。完成した校歌は、4月8日の開学式にて、さださん出席のもと、九州交響楽団の演奏によってお披露目されました。♦♦♦

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