「倉敷一照庵」

◎週末はグルメ情報!!今週はラーメン

 京都の帰りに倉敷駅でわざわざ途中下車をして、駅直結の商業施設・天満屋の6階にある「麺酒 一照庵(めんさけ いっしょうあん)」に立ち寄ってきました。ここは、岡山市内に3店舗、倉敷市内に1店舗を構えるラーメン店です。2024年7月にオープンしたばかりの新しいお店です。天満屋倉敷店6階の飲食店が集まるフロアーの一角にあります。私は岡山の本店にもお邪魔しています。

 岡山を明るく照らし、岡山で愛されるラーメンを作りたい。そんな想いからスタートしたお店は、ミシュランをはじめ数々の賞をいただくまでに成長しました。屋号の由来は、店主が深く感銘を受けた「一隅を照らす」という言葉です。「自分が今いる場所で精一杯努力し、光り輝くこと」という意味があります。これからも先人たちが築いてきたラーメン文化に敬意を払いつつ、「一照庵」ならではの自由でクリエイティブなラーメンを生み出していこうという意気込みです。一号店となった岡山本店は、2018年(平成30年)にオープンしました。「一照庵」ではラーメンを「鶏中華そば」と呼んでおり、親鶏のうまみを感じるスープをベースに、特注の麺を使用していることなどが特徴です。「ミシュランガイド京都・大阪+岡山 2021年」では「ミシュランプレート」を獲得したほか、「おかやまラーメン博グランプリ」では2021年に1位、2022年では備前エリア3位という好成績を残しました。

 エレベーターで6階に上がり、お店に入ると、広々とした店内に、カウンター席とテーブル席が用意されています。席数が多く、家族連れやグループでも利用しやすいのはうれしいポイントですね。

 「麺酒 一照庵 天満屋倉敷店」のラーメンは、大きく4種類あります。

  • 鶏中華そば クラム

  • 鶏中華そば 生醤油

  • 鶏中華そば 塩

  • 鶏中華そば 生醤油 旨辛仕立て

いずれもこだわりの素材を使ったラーメンで、盛りつけにもこだわっており美しいビジュアルも特徴的です。

 中でも「鶏中華そば クラム」(1,180円)「一照庵」の一番人気のメニューで、同店を代表するラーメンです。各鶏中華そば共通の具材である、ミツバ・ネギ・極太メンマ・半熟塩玉子・低温調理された豚と鶏のチャーシューが入っています。ネギ白髪ネギです。これに加えて、刻み生赤タマネギ・刻み海苔が載っています。「クラム(二枚貝)」という名前のとおり、鶏スープに、8㎏以上のハマグリ・アサリ・シジミのダシをブレンドしています。さらに香味油として自家製ホタテ油を使用。これによって、鶏と貝の驚くほど濃密な調和を楽しめるのです。ハマグリ・アサリ・シジミのだしをブレンドしたスープに、全粒粉を練り込んだ中太麺を絡ませると、上品で凝縮された貝のうま味がふわっと広がります。香味油のホタテ油からくる香ばしさがアクセントになっています!スープは、透明感のある薄ベージュ色です。飲むと鶏のうまみと貝の風味が絡み合った、奥深い味わいが広がります。何度もすすってしまうほど、クセになる味です。麺は中太麺を使用して「12番丸刃」を使って製麺された特注の中太麺で、クラムだけに使われています。モチモチとした麺の食感は、スープとの相性が抜群です。スープと海苔タマネギと一緒に食すことによって、違った味わいを楽しめます。また海苔の上には貝むき身のガーリックペーストが載り、鶏チャーシューの上にはホタテの干し貝柱を粉末状にしたものが載っていました。実に手が込んでいて、味変ができます。まるでラーメンでフルコースを味わうような体験をして欲しいという想いが込められていて、その言葉通り、三つ葉、ネギ、味玉、玉ネギ、メンマチャーシューなど10種類のトッピングが上に乗っかっています。半熟卵が難ともいい味を出していました。

【左】貝のむき身のガーリックペースト、【右】ホタテの干し貝柱の粉末

【左】貝のむき身のガーリックペースト、【右】ホタテの干し貝柱の粉末

これらをスープに少しずつ溶かしていくと、スープの味わいがさらに微妙に変化していくのです。最後までラーメンを楽しむことのできる工夫をしていることが感じられます。「鶏中華そば クラム」は、実に満足度の高いラーメンだと思いました。さっぱりとした出し汁の旨味はもう癖になる味です。すっかり魅了されてしまいました。

 それともう一品。どうしても外せないのがこのお店一番人気の「麺屋のポテサラ」(550円)です。いぶりがっこを(大根を燻製にして漬け込んだ発酵食品です。スモーキーな香りが特徴で、パリパリとした食感を楽しむことができます)入れています。ゆで卵を崩し、混ぜ混ぜして、出来上がり。濃厚なポテサラの旨さの上に、秋田名産いぶりがっこのコリっとした食感がたまりません。クセになる美味しいポテサラです。ベネッセ中村友樹さんに教えてもらったお店ですが、私は今までにこんなポテトサラダは食べたことがありませんでした。♥♥♥

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