「学校は勉強するところでではない、勉強の仕方を学びに来るところだ」という、さだまさしさんの言葉が大好きで、講演や研究会でもよく引き合いに出すんです。とかく教師は勉強を教えがちですが、私たちの仕事は、生徒の心に火をつけること。そのためには、「勉強の仕方」を教えてあげる必要があるのです。何でも教え過ぎてはいけません。
食べるのに困っている人を助ける方法には三種類あって、一番だめなのは、「魚をあげる人間」。一時的には飢えをしのぐことはできても、その場限りの援助でしかない。魚がなくなれば終わりです。次にいいのは、「魚の釣り方を教えてくれる人間」。釣り方を教えてあげれば、食べるものがなくなったときに自分で魚を釣って食べることができる。一番いいのは、「釣り針の作り方を教えてあげる人間」です。そこまで教えてあげておけば、全て自分でまかなうことができる。やはり教育も「釣り針」の作り方を教えてあげるのが一番です。私は授業でも、できるだけ「釣り針」の話をするように努めています。
大好きなさださんの「主人公」という唄は、ファンの間では人気投票ダントツナンバーワンの唄ですが、若い頃は、卒業式の最後のホームルームで、元気を出して、自立して欲しいという思いを込めて、よくかけた曲です。彼の魅力は唄だけでなく、トークにもあるんですが、そんな彼のトークと名曲の数々を散りばめた『さだまさし名曲&傑作トーク選LIVE DVD BOX』(宝島社、1260円)という、ファンには堪らない破格のDVDが出ました。これ、すごいです。NHKの番組「今夜も生でさだまさし」も、深夜にもかかわらず視聴率がいいと聞いています。小説家としても、出す本が全てベストセラーになり映画化されていきます。そんなさださん、デビュー40周年を迎え、絶好調です。
さて今、東大の自由英作文の指導をしています。自由と言いながら、実は「不自由英作文」なんですけどね。難しいことを、いかに簡単な英語で表現するか、これが実力(釣り針)です。4年前に東大の理Ⅲに合格したW君は、これが見事なくらいにできていました。自分の知らない単語を使っては、格好つけて背伸びした英語を書く生徒は、だいたい不合格に。私の合否の判別式はそんなところにありそうです。今日は「自由英作文」のポイントをまとめた資料をアップしておきますね。今日ものぞいてくださってありがとうございました。お知り合いの先生に、このウェブサイトをご紹介ください。
・自由英作文の書き方について


