東大のメッセージ

 今、東京大学志望者たちの英語を指導しているんですが、毎年東大の入試問題を見るのが楽しみなんです。東京大学の入試問題には、高校生へ、現場の教員へ、予備校関係者へ、教育関係者へメッセージが込められていることが多いんです。私は東大の特徴は、「簡単そうに見えて実は落とし穴があり難しい」、京大の特徴は、「難しそうに見えて本当に難しい」とまとめていますが、このメッセージ性というのが、東大のもう一つの特徴なんですね。「簡単な単語を疎かにしてはダメだよ」「外国語=英語ではないんだよ」「日本語にそのまま置き換えることが和訳ではないんだよ」「日常当たり前のものにも深い意味があるんだよ」「一見学問と思われないものにも大きな可能性があるんだよ」「この絵を自由に読み解いてごらん」など、数々のメッセージを発してきたのが東大の入試問題です。このことはどうやら英語だけではなく、すべての教科で言えることのようです。その点でも、濱田純一総長IMG_1511メッセージ(⇒コチラ)や、東大のホームページに出ている「受験生の方へ」の中にある「高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと(⇒コチラ)を読んでおくのは意味のあることでしょう。東大が、「総合的学力」「表現力」を特に見ようとしている狙いがよく分かります。英語の入試問題での、具体的なメッセージの例は、大島保彦『東大入試問題に隠されたメッセージを読み解く』(産経新聞出版、2013年)小貝勝俊『奇跡の東大の英語』(さくら舎、2012年)などをご覧ください。

 さて、今年の入試問題で発してくるメッセージは何でしょうね?

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