スムーズプリット

 私は仕事柄、スクラップ作業(新聞・雑誌・書籍)をすることが多いものですから、のりは必需品です。文房具にこだわりのある私(=「文房具の八ちゃん」)が使うのは、もう40年近く、元々ドイツ製の「プリット」(Pritt)です。世界で初めてスティックのりを作ったパイオニアです。昔から箱ごと大量に仕入れています。のりを紙に滑らしている時特有の、あのベタベタとした摩擦、あれが皆無なんです。スーッと軽く塗れるので、作業の効率化&スピードアップも図ることができます。塗り心地が軽くて、スムーズにムラなく均一に塗ることができるのが大きな特徴です。薄い紙に塗っても、ヨレたりボコボコしたりせず、キレイに貼ることができます。かなり使いやすくて快感です。2017年の1月から、今まで販売していた「コクヨ」から、プラス」に販売権利が移りました。今では「スムーズプリット」と名前が変わっています(写真下)。

▲八幡は箱買い

 オフィスや家庭で欠かせない文房具の一つ、スティックのり。書類をまとめたり、写真を貼ったり、私たちの日常に密着したアイテムですよね。しかし、皆さんは今のスティックのりに満足していますか?「なんか塗りにくいな…」「すぐ剥がれるんだよな…」などと、ひそかにストレスを感じている方もおられるかもしれません。

 今回ご紹介するのは、そんな「貼る」という日常の作業を劇的に変える可能性を秘めた逸品、私が愛用しているプラス「スムーズプリットレギュラーサイズ」です。その名の通り、「スムーズ」な使い心地が最大の特徴で、一度体験したらもう手放せなくなること間違いなし!水色のパッケージが目印です。

プラス スティックのり プリット スムーズプリット レギュラーサイズ 5本セット NS-721-5P / 29-716

 正直なところ、スティックのりなんてどれも大差ないだろうと思っていませんか?しかし、この「スムーズプリット」を私が初めて使った時の衝撃は忘れることができません。キャップを開けて、紙にスーッと滑らせた瞬間、「これ、本当にのり?」と驚きました。軽い力でまるでバターが溶けるかのように、均一に薄く全く抵抗なく紙の上を滑っていくのです。一般的なスティックのりにありがちな、のりが固くて塗りにくい、塗った後にダマになる、塗る時に紙がひっかかったりシワになったりする、といったストレスが一切ありません。接着力も文句なしです。塗布後すぐにピタッと固定され、剥がれる心配もありません。それでいて、塗布面が波打つこともなく、仕上がりも非常に綺麗です。書類の仮止めから子供の工作、スクラップまで、あらゆるシーンでその性能を発揮してくれます。特に感動したのは、その「速乾性」「仕上がりの美しさ」です。重要な書類を複数枚重ねて貼る際も、すぐに次の作業に移れるため、作業効率が格段に上がりました。また、写真や薄い紙を貼ってもシワになりにくく、プロのような仕上がりになるのは、まさかスティックのりでここまでできるとは、目から鱗でした。

 私が実際に使ってみて感じた、このスティックのりの魅力と、あえて挙げるならの注意点をまとめました。

メリット

デメリット (あえて挙げるなら)

驚くほどの滑らかさ: まるでクレヨンのようにスルスル塗ることができる

消耗が早く感じるかも?: あまりにスムーズなので、ついつい広範囲に使いすぎてしまうことも

強力な接着力: しっかりと貼り付き、剥がれる心配はなし

特になし: 全体的に非常に満足度が高い

速乾性: 塗布後すぐに接着し、作業効率アップが図れる

仕上がりの美しさ: シワになりにくく、紙が波打たない

環境配慮: 本体容器などに70%以上再生樹脂を使用

経済的なセット: 日常使いに嬉しい大容量パックが用意されている

デメリットとして挙げた点も、そのスムーズさの裏返しであり、決して不満に感じることはありませんでした。むしろ、この性能でこの価格は破格だと感じています。

 スティックのりといえば、コクヨ「GLOO(グルー)」シリーズや、トンボ鉛筆「PiT(ピット)」シリーズも非常に有名ですが、「プリット スムーズプリット」はこれら競合製品とどう違うのでしょうか?

 私の経験上、「スムーズプリット」の最大の特徴は、その名の通り「スムーズ」な塗り心地にあります。他社製品ももちろん高性能ですが、紙に触れた瞬間の抵抗の少なさ、滑らかさにおいては、「スムーズプリット」が一歩抜きん出ていると感じます。この「塗り心地の良さ」は、作業のストレスを軽減し、集中力を高める効果があるとさえ言えるでしょう。また、再生樹脂を70%以上使用している点(中皿は100%)も、環境意識の高いプラスらしい配慮だと感じます。大手メーカーの製品として、品質だけでなく、環境負荷にも配慮している点は、他の製品を選ぶ上でも重要な要素となるでしょう。用途に応じて、レギュラー(約10g)、ミディアム(約22g)、ジャンボ(約40g)の3つのサイズが用意されています。次のような人にオススメです。

●日常的に書類をまとめたり、整理したりすることの多いオフィスワーカーの方

●お子さんの工作や、学校の宿題を手伝うお父さん・お母さん

●手帳デコやスクラップブッキングなど、細かい作業が多い趣味をお持ちの方

●とにかく「貼る」作業のストレスをなくし、快適にしたいと願う全ての人

●環境にも配慮した文房具を選びたい方

 「プリット」(Pritt)は、世界初の「スティックのり」として1969年に誕生しました。ドイツのヘンケル社というメーカーの開発者が、「口紅のように、手を汚さず、回し出して手軽に塗れるのりは作れないか?」と思いついたのが全ての始まりです。それまでの主流だった液体型のりやデンプンのりに比べ、「手が汚れない」「紙がシワにならない」「すぐ乾く」という画期的な便利さから、わずか数年に世界中に広まりました。ヘンケル社の高度な接着技術を生かして、性能・品質の改良を重ね、また市場のニーズに応じてシリーズのライン・アップを拡大して、現在までに、世界120カ国以上で展開されているグローバル・ブランドです。日本には発売翌年の1970年に上陸しました。1970年から46年間に渡り日本国内における販売を行ってきたのがコクヨです。2017年からは、プラスより新たなライン・アップで発売されています。コクヨに話を聞いたところ、「プリット」の製造メーカー・ヘンケル社との日本国内におけるプリットの販売店契約が2016年12月末をもって終了。その後も継続交渉をしたとのことですが、ヘンケル社の強い意向」があり、合意に至ったということでした。プラスによると、修正テープなどの文具でアジア展開するプラスに、アジアでの拡大構想を持つヘンケル社の意向が合ったということです。プラスが販売を受け継いだあと、現代のユーザーの「もっとキレイに、もっと心地よく塗りたい」というニーズに応える形で生まれたのが「スムーズプリット」でした。従来のプリット「しっかりピタッとくっつく強さ」はそのままに、のりの組成を工夫することで、まるで滑るような軽い塗り心地を実現しました。薄いレシートやノートにプリントを貼っても、紙がヨレない技術は、この長い歴史の技術革新から生まれています。

 2001年、この「プリット」国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込まれ、無重力空間でのテストが行われました。その結果、宇宙の厳しい環境でも問題無く使えることが実証され、世界で初めて「宇宙品質」のお墨付きをもらったスティックのりでもあります。口紅のアイデアから始まって宇宙にまで行き、今では日本の技術でさらに塗りやすくなったと思うと、1本のスティックのりを見る目がチョット変わってきますね。

 今日もこの「スムーズプリット」を使って、ペタペタと資料を貼り付けている八幡です。♥♥♥

▲毎日こののりを使ってスクラップを続けています

カテゴリー: 文房具 パーマリンク

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