月照寺

 IMG_2221「山陰のあじさい寺」として有名な国の史跡・松江藩主菩提所月照寺」(松江市外中原町)のアジサイが見ごろを迎えています。私は、このお寺の中のうっそうとした木々を見ていると、心が妙に落ち着くので、よく出かけては(拝観料は500円)ボーっと眺めるのが好きなんです。この時期はアジサイが咲きほこって、観光客でにぎわっています。

 このお寺には、有名な大亀の石像があるんです。松江をこよなく愛した明治の文豪・小泉八雲の随筆、『知られざる日本の面影』にも登場する奇妙な「月照寺の大亀」伝説でIMG_2230も知られています。松平家の藩主が亡くなられた後、亀を愛でていた藩主を偲んで大亀の石像を造りました。ところが、その大亀は夜になると動きだし、蓮池の水を飲んだり、城下町を徘徊し、暴れては人を食らうようになったのです。困り果てた寺の住職は、深夜、大亀に説法を施しました。すると大亀は、「私にもこの奇行を止めることはできません。あなたにお任せいたします」と、大粒の涙をポロリポロリと流しながら懇願したといいます。そこで、亡くなった藩主のIMG_2231功績を彫り込んだ石碑(3m)を大亀の背中に背負わせて、この地にしっかりと封じ込めたのです。この大亀の迫力、すごいでしょ。今では、この大亀の頭をなでると長生きできるそうなので、なで、なで。今日も多くの観光客の方々が、この大亀をカメラにおさめて、頭をなでなでしておられました(笑)。

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