鉄道ノスタルジア

 『オール讀物』の7月号(文藝春秋)が「鉄道ノスタルジア」と題した特集を組んでいて、面白いエッセイがてんこ盛りです。中でも大好きな、作家生活五十周年を迎IMG_2260えた西村京太郎先生が、ミステリー評論家山前 譲氏(西村作品を誰よりも深く理解しておられ、文庫本巻末の優れた解説を数多く書いておられる)のインタビューを受けて「鉄道と小説を愛して」の中で、十津川警部の誕生とトラベルミステリー創作の秘話を語っておられるのを面白く読みました。いろいろな失敗談も紹介されています。特急列車の前についているトレインマークを間違えたら、ミスの指摘がドッと出版社宛に来た。編集者が、今度からどこか一か所間違えておくと、本が売れるんじゃないかと言ったとか。ミステリーのファンは割と寛容だが、鉄道ファンはものすごくまじめだからちょっとでも違っているとすぐに指摘されるそうです。そういえば私も若いころ、一畑電車を取り上げた作品の中で、松江温泉に関して間違っている記述に関してお便りをしたことがあります。もちろんお返事はありませんでしたが。

 現在、徳間書店から「十津川警部 日本縦断長篇ベスト選集」というシリーズ企画で、以前の名作品を刊行しておられます。現在26冊目で、最新刊は『[新潟] 越後湯沢殺人事件』でした。実は、このシリーズの毎回巻末に、その土地土地での西村先生の微笑ましい思い出話が収録されていて、面白いので私も買い続けているんです。地元の美味しい食べ物も紹介されていますよ。

 今、私が就寝前のベッドの中で読んでいるのは、最新刊の『智頭急行のサムライ』(カッパブックス) 『山形新幹線つばさ殺人事件』(講談社文庫) 『私が愛した高山本線』(実業之日本社) 『新寝台特急殺人事件』(文春文庫)です(私はこうやって並行して複数の本を読み進めます)。500冊を超えてますます絶好調の西村先生(現在82歳)。お約束通り635冊(東京スカイツリーの634mを超えたいとか)の目標に向かって頑張ってください!!

 このインタビューによれば、西村先生の好きな特急列車は「雷鳥9号」だそうです。 特に理由はないけれど、名前の感じが好きなんだそうです。私は何と言ってもJR九州IMG (15)特急列車ですね。まず車両のデザインが素敵です。座席も本州の特急列車とは全く違って豪華です。大好きな「かもめ」などは社長席のソファーのようです。他にもつばめ」「ゆふいんの森」「ソニック」「阿蘇ボーイ」などいくらでも例を挙げることができます。かつて「何でだろう?」と不思議に思って調べていたら、これらの車両のデザインは全部水戸岡 鋭治(みとおか えいじ)さんという方がやっておられることにたどり着きました。やはり人でした。この人のデザインがJR九州の顔なんですね。

 7月13日(土)、テレビ朝日系午後9時から土曜ワイド劇場「西村京太郎トラベルミステリー 秩父SL・3月23日の証言~大逆転法廷!!」を放映するそうです。高橋英樹さんの女房役の高田純次さん扮する亀井刑事は、愛川欣也さんに比べて評判が悪いんですが、何作もこなしていくうちにはまり役になっていくんでしょうね。期待しましょう。

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中