make demands on/of

 The new aircraft makes tremendous demands of [on] pilots.  [OALD5]

 上のOALD5版の用例をどう思われますか?私たちのアメリカ人編集委員の先生はofは認められないとおっしゃいます。onかuponだけが正用だとおっしゃいます。アルジオ博士も同様の意見です。uponはonほど一般的ではありません。イルソン博士は、make demands of someoneが一時可能であった時期もあったのかもしれない。I made demands of him to which he acceded.のようなformalな用法からの類推であろう。しかし現在では、on だけが正用法である、とおっしゃいます。現行の英和辞典の中には、まだ平気でofを併記したものもあります。このように、辞典に挙がっている用例でさえも、誤りということもよくあるんです。私は山のようにこのような例を見てきましたから全然驚きませんが、若い先生方は意外に思われるようです。辞典も間違っていることはよくあることです。教科書・問題集も同様です。

 不備な参考書や大学入試問題を題材に、故河上道生(元広島女子大学学長)先生は『英語参考書の誤りとその原因をつく』(大修館、1991年)(その後『英作文参考書の誤りを正す』(大修館、1992年)『これでいいのか大学入試英語(上)(下)』(大修館、1997年)を刊行)を著わされました。河上先生は自分の学者人生においてあの本を書いたのはマイナスだった、とかつて私に心情を吐露されたことがありますが、あれらの著作のおかげで、我が国の受験界の英語がずいぶん自然なものになったことを思うと、河上先生のご功績を今一度再評価すべきと感じています。あまり知られていませんが、同時通訳で有名な國広正雄先生が、「唯一のライバル」視した(⇒コチラに詳しく)のが、当時通訳をしておられた河上道生先生でした。⇒コチラに私の河上先生の追悼記事があります

 今週の日曜日に英語検定の二次試験(面接)が予定されています。各校対策に励んでおられることと思いますが、「チーム八ちゃん」のダウンロードサイトには、島根県立松江東高等学校の緒方 孝先生がお作りになった、「英検2級(準2級) 面接試験「ゼッタイ合格!」のための攻略プリント」が登録されております。経験に裏打ちされた、細やかな分析に基づいた実践的な資料ですので、ぜひご利用ください。合格率アップは間違いなしですよ。

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