今でもなお多くの英和辞典、和英辞典に載っている、「副業」=a side job 、という記述は、正しいのでしょうか?私は以前、『ライトハウス英和辞典』の改訂作業の中で、このことを調べたことがあります。結論的には×です。
*That professor has a side job.
That professor has a job on the side.
アルジオ博士は「意味は分かるが、自分で使うことはない。その表現を聞いたらちょっとビックリするかもしれない。普通の表現ではない。a job on the side/ a second job/ a second part-time jobなどが正しい表現。英語として普通の表現は、He is moonlighting.(=He has a second job in addition to his main one.)である。」と述べられました。イルソン博士は、この表現を誤りと断定しました。ただし、臨時語としてside jobが時に使われることはあるかもしれない。おそらくsidelineの影響だろうが」と述べられました。このような反応から、学習辞典からは削除すべき語法だと考えます。
面白いのは、『グランドセンチュリー英和辞典』(三省堂)では、a side job(副業)を収録しており、同じ三省堂の『グランドセンチュリー和英辞典』では、「副業(have) a job on the side (★×a side jobとはいわない)」と、全く相反する記述をしている点です。辞書づくりの世界の実態を垣間見せてくれる好例です。
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