happy end

 

 辞書学のメーリングリストでこの数日間、happy endは和製英語かどうか、をめぐる議論が盛んです。結論的には「両者の意味の違いに言及して、happy endはあまり使われない」ということのようです。確かに英和辞典を見ると、新英和大、ジーニアス英和大、ジーニアス英和、プラクティカルジーニアス英和、ユースプログレッシブ英和、ウィズダム英和が、和英辞典もファイバリット和英、ジーニアス和英、ウィズダム和英などが、×happy endは和製英語で使われないとしていますね。ここで面白いのは、ラーナーズプログレッシブ和英にある「happy endとすると「幸せな死に方」の意にとられるおそれがある」(堀内克明先生の解説)という注記です。

 以前、『ライトハウス英和辞典』の改訂作業中に、このことを調べたことがあります。イルソン博士は、上のように普通ではない和製英語だと断定されました。ところが、アルジオ博士の反応は次の通りでした。

  Although happy ending is a collocation in English, there is nothing un-English about happy end, which is a possible combination: “The story had a happy end(ing).” The text of the OED has 21 instances of happy ending as against 3 instances of happy end, which attests the greater frequency of the former. You migh say that the usual English expression is “happy ending.” But “happy end” is not limited to Japanese English, unless there is some special use of it.

 学校現場で生徒たちの作文指導においては、 happy endingを教えるべきです。しかし、いずれにしてもジーニアスなどのように、「happy endは和製英語」として安易に片づけられる問題ではないことだけははっきりしているようです。

カテゴリー: 英語語法 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中