決めポーズ

 最近、テレビのプロ野球中継を見ていて、気になることがあります。阪神の打者がここ一番で本塁打を放った際に、ベンチ前で出迎えたナインがみんな揃って三本指でバック・スクリーン方向を指さす、例の西岡選手考案のパフォーマンスです(感謝を表す英語gratitudeから、グラティGratiiiという名前がついたと報道。語尾のiiiが指三本を表すという。そんな…)。甲子園を埋め尽くす阪神ファンは大喜びですが、やられる方は面白くないはずです。巨人の杉内俊哉投手「投手としては、あれをやられるのは気分が悪いですよね」と本音を漏らした上で 「メジャーだったら報復で死球を当てられるんじゃないですか。まあ、日本ではやりませんが」と、チクリと批判しました。8月4日に「サンデー・モーニング」で、阪神OBの掛布雅之さんが、全身全霊をかけて戦っている相手選手やチームに対する冒涜であり、尊敬の念が感じられない。即刻やめて欲しい、と述べていました。本当にその通りだと思います。

 派手なガッツポーズをすることが格好いい、という風潮がありますが、私はあれも嫌いです。世界のホームラン王、巨人軍の王 貞治選手は、たくさんのホームランを打ちましたが、派手なポーズ一つなく淡々とベースを回っていたのを思い出します。さすがに世界記録を打ち立てたホームランを放ったときだけは、両手を大きく掲げて喜びを表現しておられましたが。松井秀樹選手も同様でした。中日ドラゴンズの前監督の落合博光さんは、三冠王を三度も獲得した名選手でしたが、ホームランを打とうが顔色一つ変えることなく喜びを表現することはありませんでした。監督になってもその姿勢は変わらず、自軍がホームランを打とうが、知らん顔でした。相手に対する真剣勝負を挑んで、勝った・負けただけ、相手に対する敬意はみじんも揺るがない、という哲学が成せる態度でしょう。そういえば、あの野村監督も、派手なガッツポーズは嫌っていました。野球は最後まで何が起こるか分からないスポーツ、一喜一憂などしておられない、と語っておられましたね。そういう哲学・姿勢を教えない高校野球の指導者にも問題があるかもしれませんね。自分のことしか考えない、相手のことは考えない、という最近の風潮の成せるワザかもしれません。私は、個人的にイチロー選手はあまり好きになれないでいますが(日米通算4000本安打を記録)、すごい打撃をしても淡々とポーカーフェイス、喜び一つ表現することのないストイックな面は気に入っています。超一流選手は、プレーで魅せるのであって、派手なポーズではありません。この点はサッカーも同様です。「カズダンス」も大嫌いでした。

★≪お知らせ≫  9月2日より、進研学参のフェイスブックページで始まった「八ちゃん単語、見ていただけましたでしょうか?センター試験まであと134日。カウントダウンでその前日まで1日1個ずつ、高校生の間違いやすい語句・表現を取り上げていきます。毎日ですよ!今日の話題はunderstand/knowです。ぜひのぞいてみてください。⇒コチラです

▲卒業生の長見悠香・大内香菜さん

▲卒業生の長見悠香・大内香菜さん

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