ツキがある

詳細を表示 私の家の電化製品は、見事なくらいに全てパナソニック製品です。お風呂までがパナソニック製です。遊びに来た生徒たちがビックリします。私は創業主の松下幸之助さんの生き方をこよなく愛しているので、浮気はしません。常にパナソニックを買います。

 まだ「松下電器」の時代、松下幸之助さん自らが、入社希望の学生の面接にあたっておられた時期がありました。面接にやってきた学生たちに、松下さんはこう質問したそうです。「あなたは、今までの人生を振り返って、ツイていましたか、ツイていませんでしたか。ラッキーでしたか、アンラッキーでしたか?」と。そして「自分の人生は苦労だらけだった」「不運だった」「ツイていなかった」と答えた学生は、一切採用しなかったといいます。「ラッキーの塊でした」「ずっと恵まれていました」「ツキまくっていました」「幸運だったと思います」と答えた人ばかりを採用したそうですよ。これには、チョット注釈が必要かもしれませんね。運だけで生きてきた人は、一見実力に欠けるのではないか、苦労を経験した人の方が、実社会には役に立つのではないかと思うでしょう?でも「ツイていた」と言える人は、自分が今あるのは自分の力だけではなく、周りの人の助けや幸運や、いろいろなものに助けられてのおかげなのだ、という「感謝の気持ちのある人」なのです。そのような感謝の気持ちが根底にあるからこそ、「私の人生はツイていた」という言葉がでてくるのだ、というのが松下さんの考えです。そして感謝の気持ちがあるから、さらにツイてくる。「類は友を呼ぶ」で、ツイている人の周りにはツイている人が集まってきます。この「ツイている」人たちが、集団になればものすごいパワーが生まれます。ツイている集団の松下電器が、大発展を遂げたのもわかるような気がしますね。「うれしい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイている」という肯定的な言葉に囲まれた生活を心がけたいものです。「つらい、悲しい、つまらない、イヤだ、嫌いだ、疲れた、文句、愚痴、泣き言、悪口、恨みつらみ、憎しみ、呪い」では、運気が逃げていきますよ。

DSCN4168 こういった「ツイた人間」になるために、松下さんが最も重要視したのが、「素直な心」でした。雑誌『PHP』に、毎回そのことが取り上げられているんですが、これは決して「従順である」「従う」という意味ではありません。最近出た『生誕120年 人間・松下幸之助 明日への道をひらくヒント』(PHPスペシャル9月増刊号)というムックの中でも、詳しく取り上げられています。松下さんは、晩年まで「素直の十段になりましょう」と言い続けておられました。素直な心、柔軟な心こそ、人間力を高めるのに欠かせないと思っておられたのでしょう。

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