見えないものは見えない!

 質問です!「新幹線に乗るときに、自動改札機に乗車券特急券の二枚を入れますね。そのときどちらの切符が上になって出てくるか、ご存じですか?」エー??!私はそんなこと、今まで考えたこともありませんでした。ほとんどの人がそうだと思います。尊敬する経営コンサルタント小宮一慶(こみやかずよし)さんの本を読んでいて、ハッとしました。以来、新幹線に乗る時には、意図的に切符を上にしたり、下にしたりして確認するようになりました。すると意外なことに気づきます。この例が私たちに教えてくれることは、何万回見ても、見えない人には見えないということです。関心を持つと、何かが見えてきます。少なくとも見ようとします。関心を持てば、ものは見えるんです。仮説を立てれば、ものは完全に見えるようになるんですこれ、ものすごく大切なことだと思っています。英語で例を挙げてみましょう。

 もう今から30年以上も前のことになります。毎年4月1日(エイプリルフール)になると、いつも思うことがありました。「エイプリルフール」に相当する英語は、当時ほとんどの辞典が、April Fools’ Dayと見出し語にたてていました。当時私はアメリカの新聞を現地から取り寄せて読んでいたんですが、そこにあるのは April Fool‘s Dayがほとんどだったんです。「アレッ?」と思って、ずいぶん追いかけたことがあります。4月1日付けのアメリカ・イギリスの新聞をたくさん取り寄せて、細かく検討したこともありましたっけ。そこらへんをまとめたのが、八幡成人  「語法ノート April Fool’s Day」  Lexicon, No.17(1988)(岩崎研究会)です。ただアポストロフィの位置が違うだけなんですが、圧倒的にApril Fool’s Dayの方が普通です。このことは未だに気づいていない我が国の英和・和英辞典もたくさんあります。向こうの辞典をそのまま写しているだけだと、見えてこない問題ですね(面白いことに、同一の会社であっても、ライトハウスやウィズダムの英和と和英で不統一が見られますね)。この問題に興味のある方はぜひコチラをご覧ください。

 さて、街の至る所で見かける「セブンイレブン」の看板。さすが世界最大の店舗数を展開しているコンビニ・チェーンだけあって(2万店を超えたそうです。営業利益も最高を記録)、もはやこのロゴを見ない日は無いと言っても過言ではありません。松江市内にも2年前に初めて第1号店舗ができたばかりなんですが、あっという間にもう17店舗が誕生しました。私も自宅のすぐ近くに「東奥谷店」ができたので、ほぼ毎日のようにのぞいています。実は、このコンビニのロゴに衝撃的な事実が隠されているんです。セブンイレブン(7-11)」のロゴを良~く見たことがありますか?ELEVENのNが「n」と小文字になっていますね。最後はnと小文字なんです。

 似たような例はまだまだありますよ。食品メーカーの「キユーピー」の社名表記は、キューピーではなく「キユーピー」です。これは、商標のデザイン上の問題で大文字の「ユ」のほうが美しく見えるという理由からだそうです。「キヤノン」(キャノンではない!)「富士フイルム」(フィルムではない!)も同様で、日本においてこれは割と良くつかわれる手法です。「ビックカメラ」が『ビッグカメラ』ではなく『ビックカメラ』である理由は、バリの言葉で「ビック」が偉大と言う意味から創業者の会長が採用したそうですよ。注意していないと気づかない社名です。

  再び、話は元に戻って、セブンイレブンのロゴは、上の写真のように「7-ELEVEn」と最後のNは小文字になっています。この「n」はどういういきさつで小文字になったのでしょうかね?ウィキペデイアには、「字にすることで「丸み」を帯びたロゴは角張ってなく、親しみが湧くから、「単なる数字の羅列」は当時の米国「商標登録基準」では受付不可であったため「意図的に数字ではなく」するため、文法上間違いにするため最後を「n」にすることで、デザインとして登録したという説がある。作成から時間がかかりすぎているためセブンイレブン側もよくわからないとしている。」とあります。

 また聞いたところでは、1960年代に、同社の社長の妻が、ロゴについて次のように提案したとも言われています。全部大文字だと見栄えが美しくないのではないか?最後のNは小文字にしたらどうか?』と広報担当に相談。そうしてセブンイレブンの最後のNは滑らかな曲線美を描く小文字の「n」になったというのです。確かに最後の『n』が小文字になることにより、ロゴ全体がやわらかく親しみやすい形状となる気もしますね。同社広報にメールで聞いた内容だと言う事ですが、今となっては正確性を確認することができないものの、有力な情報であることは確かです。いつ変更されたのかは、正式が記録がなく不明だそうです。

 前述の小宮さんは、「見える力の大原則」として、①気にしていると、ものは見える、②思い込みがあると、ものは見えない③人は、自分に必要なことだけを選んで見ている、④人は、本当に必要なことを見ていないことも多い、とおっしゃっておられました。心に銘記すべき言葉と思います。❤❤❤

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