extend/ expand/ spread

 標題の三語は、どれも「広げる」で、似たような意味を持つ単語ですが、イメージは微妙に異なっています。extendは、「延長する」で主に長さ方向の増大です。一直線に伸びていく感じです。「長さを伸ばす」ことから「時間を延ばす」という方向に広がっていきます。「延長コード」はextention cordと言いますね。なぜそのような意味が出てくるのかは、その語源を考えてみるとよく分かります。ex「外へ」+tend「伸ばす」ですから、期間を延ばすのは時間軸上を一直線に伸びていくイメージで捉えると分かりやすいですね:Would you mind extending the deadline?(締め切りを伸ばしてもらえませんか)それに対してexpandは、大きさや数がふくらむことです。大きさが増大して膨らんでいくイメージですね。一方向だけでなく全方向に膨らむイメージです。語源は、ex「外へ」+pand「広がる」で、360度パノラマビューで広がっていく感じです:Traveling abroad will expand your horizon.(海外旅行は視野を広げてくれる)。一方、spreadは、より大きな面積をカバーするように広げることです。トーストにバターを塗って広げるイメージですね。噂がどんどん広がっていくのにも使われます。

▲ポール・マクベイ先生&大西泰斗先生

 ここで、大西泰斗/ポール・マクベイ/ディビッド・エバンズ『英語表現 WORD SENSE 伝えるための単語力』(桐原書店、2018年、1100円)という本をご紹介します。単語を文に、そしてメッセージに、英語を発信するために必要「動詞」「語法」「接続表現」をまとめた新しいタイプの参考書です。本も面白いですが(p.80)、この本の著者であるポール・クリス・マクベイ先生が、上の三語の違いを詳しく動画で公開解説しておられます。これが実に分かりやすくて参考になるんです。Lesson 9に、この三語の解説があります(桐原書店の「学習支援コンテンツ」⇒コチラです  その他にも、日本人に使い分けるのが難しい基本動詞を、目からウロコの解説動画が用意されていますから、併せて見ると勉強になりますよ。講演会でも感じたことですが、マクベイ先生は、「擬態語」を非常に効果的に使って解説されるところが、実に勉強になります。見習わなくてはいけません。♥♥♥

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