ナンジャモンジャ花盛り

▲月照寺近くの緑

 今年のゴールデン連休は、松江市のコロナが終息する気配がなく、私には珍しくどこにも旅に出ることができませんでした。連休明けの教材を準備したり、近く行われる「全統共通テスト模擬試験」の「見直しプリント」を作成したり、ブログの手直しや(今日現在で下書き記事が1,424本登録してありました)、6月の講演の下準備をしていました。本当に久しぶりに今年になって初めて中2階の「蔵」に入って、買い溜めたマジック道具をいじっていました。買った記憶のない掘り出し物の道具がいっぱい出てきて幸せでした。ここで1日中ボーっとして過ごすのが私の夢なんですが…。仕方が無いので、あまり日頃行くことのない市内の自然美を鑑賞しながら、電動自転車で巡っていました。山代の山間部、あじさいで有名な月照寺の近くの緑は美しかったなあ~。今日は、松江市城山公園に約25本ある、「ナンジャモンジャ」の別名で知られるモクセイ科の落葉高木「ヒトツバタゴ」の純白の花が、満開を迎えているのを見てきました。白い花が、まるで雪化粧でもしたかのように、城の天守閣や石垣にふわふわと映えてとてもきれいです。ゴールデンウィークを迎え、たくさんの観光客の目を楽しませています。

 園内のヒトツバタゴは元々、朝鮮半島で植林に携わった松江市出身の男性が1940年に、半島から持ち帰り、市へ寄贈したものなんだそうです。天候に恵まれ、木の周辺には甘い香りが漂い、来園者たちが写真に収めながら楽しんでいました。

 この美しい「ナンジャモンジャ」という名前の由来については、諸説があるようですね。♥♥♥

①見慣れない物だからナンジャモンジャという愛称を名付けた

 昔の人が、見慣れない立派な植物だから「ナンジャモンジャ」と名付けたという説があります。この木の自生地が限られた地区のため国内の殆どの地域で見かけられることがなく、それでいて春になると樹木全体が真っ白になるほどの花を咲かせるのですが、種類が判らない木ということから「ナンジャモンジャ」になったとか。親しみを込めてこのような愛称をつけて呼んだようです。あくまで『愛称』。このことから、日本の別の地域では『クスノキ』『ニレ』『ボダイジュ』『イヌザクラ』『タブノキ』なども「ナンジャモンジャ」と呼ばれているそうです。だから正式にこの木の名前を呼ぶ時は、『ヒトツバタゴ』と呼ばないといけないんですね。

②神事等で使われていたため、名前を呼ぶのが憚られたため

 もともと、この木を神事等に使っていたため、名前を直接呼ぶ事が出来なかった。そのために、愛称の『ナンジャモンジャ』が広まったという説です。

③『何の木だ?』と呼ばれているうちにこの名前になった

 明治神宮外苑にあった木の事を質問しているうちに、『何の木だ?』から『なんじゃもんじゃ』になったという説。明治神宮が造営されたのが100年前だそうですから、名前になっていてもおかしくないかもしれません。

④樹木の霊との問答から生まれた

「なんじゃもんじゃ」は本来樹木の霊と人との問答を意味する。村の衆が毎年作物の実る時期になると、収穫の吉凶をこの大木に問うていました。そしてそのことから「なんじゃもんじゃ(問答)の木」と呼ばれるようになったと言われています。

⑤水戸黄門が将軍にとっさに答えたため

 あの有名な天下の副将軍水戸黄門様、水戸光圀こと徳川光圀が、将軍に『この木はなんじゃ」と問われたが答えに窮し、『もんじゃです』と返答したというのです。明治神宮のサイトにも載っているので、なんか一番信憑性高い気がします。⇒明治神宮のサイト

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