「香味徳由良店」

◎週末はグルメ情報!!今週はラーメン

 先週ご紹介した「香味徳赤崎店」に続いて、JRに乗って今度は香味徳由良店」に行ってきました。「香味徳」は鳥取県に全部で3軒あります。赤崎の香味徳(本家)、由良の香味徳(分家)、倉吉の香味徳(分家)です。赤崎の香味徳からは、東京(銀座)ハワイのホノルル(!)にも出店しています。味は似てはいますが、店ごとに違いがあります。仕入れや仕込みを店ごとに工夫を重ねていますので、違った味となってきます。赤崎店が本家で、のれん分けで北栄町に、昭和59年にJR由良駅前に移転して営業しています。3店はチェーン店ではなく、それぞれが独立したお店です。

 由良「香味徳」のラーメンは、一言で言うと、カネマスの淡口醤油と豚と牛を使った醤油ラーメンです。お店の入り口にはちょっと強烈な貼り紙が。牛骨ラーメンを期待するお客さんには、別のお店に行って欲しいという思いから、「当店に牛骨ラーメンはありません」との貼り紙となっています。店外で待つことに関しては、店内で待たれると、先のお客さんがせかされて気になって落ち着いて食事ができないので、そのため基本的に店外で、なるべく車内で待ってもらうようにしています。お店は二人だけで回しておられます。不器用だけれども誠実な姿勢、お客さんに美味しいラーメンを届けたいという強い思いを感じることができます。

 店内から外に漂ってくるスープの香りはかなりインパクトがあります。私が行った時にはすでに行列ができています。15分くらい待って、店内に案内されました。ここら辺の応対はとても丁寧で好感が持てました。テーブル席とカウンター席があります。一番奥のカウンター席に案内されました。隣の席に荷物を置いて下さいとのこと。満員なのに気を遣っていただきました。頼んだのは「チャーシュー麺」「チャーシューご飯」です。しばらく待つと、やってきました。

 箸でチャーシューを掴むと崩れちゃいます。チャーシューがとろけるのは、香味徳」さんでは由良店だけだそうです。味の濃さも普通で十分なんだけども、汗をかく夏場はどうしても濃いほうがいいなーってなりますよね。そういう時はこの醤油ダレで調整可能です。

 定番のコショウ(複数のスパイス類をブレンド)以外にも、醤油ダレ、モンゴル岩塩や青唐辛子もあります(写真上)。麺は中細縮れ麺(米子市内の岡本屋商店という製麺所の麺を使っており、赤崎倉吉とは違っています)。丁度良い茹で加減であっさりとしたスープとよく馴染んでいました。一見あっさりしている透明なスープは食べ進めていくうちにコク(豚肉の味)を感じることができます。具材はねぎ・メンマ・もやし・薄切りの茹で卵・バラチャーシュー。全体の感想はあっさりしていますが深みがあり、食べているとほっこりする一杯。このホッとする飽きない味わいが香味徳の長い歴史を築いてきたのでしょう。「チャーシューご飯」は、チャーシューの切れ端と、チャーシューと一緒に煮たショウガを刻んだものをご飯に乗せています。「うま~!」と思いながら食べました。メニューに「学生ラーメン」というのがありますが、これは「をっちゃんラーメン」でいう「素ラーメン」みたいなものです。具材が少ないので、食欲があまりないときに食べやすいラーメンだと思います。学割ではない誰でも頼むことができます。名前が「学生ラーメン」というだけです。美味しいお店で、JRではるばる来た甲斐がありました。♥♥

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