巨人のスーパープレー

 今年のクライマックスシリーズは、残念ながら巨人横浜の軍門にくだりました。なにせ打てない。ヒット数だけを比べても段違いですから納得の結果でした(横浜打率.265 巨人.176)。見ていて打てる気が全くしなかったですから、ひたすら守って勝つしかなかったのです。吉川選手の欠場(肋骨骨折)と、急遽出場した骨折明けのヘルナンデス選手が三試合とも打てなかったことが痛かったですね。今年3月に急逝された太田 肇(おおたはじめ)先生(⇒コチラです)はプロ野球が大好きで、根っからの横浜ベイスターズファンでした。同じ英語教師で巨人ファンの私とは気が合いました。巨人戦横浜がいい試合をして劇的な勝利を収めたときなどは、興奮してお電話をしてこられるのでした。きっと天国でこの勝利を喜んで見ておられたことでしょう。太田先生、良かったですね。懐かしい声が聞こえてくるようです。

▲ALTチェルシー先生の送別会にて(後列左から3人目が太田先生)懐かしい!

 私にとっては残念な結果でしたが、忘れられないプレーが二つほどありました。三連敗した巨人が崖っぷちで守り勝つ野球を体現した試合です。1点リードの7回、オコエ外野手の後逸(記録は三塁打)で1死三塁となりました。絶対に点を奪われてはならない絶体絶命の場面です。超スーパープレーが飛び出しました。超前進守備の遊撃・門脇選手が好捕&好送球で三塁走者の生還を阻止しました。二遊間への強烈なゴロを膝をついて滑りながらショートバウンドで好捕。素早く反転しながら振り向きざまに岸田捕手のミットめがけてストライク送球を収めました。絶対に点を奪われてはならない状況で、流れのままの送球でなければ絶対に間に合わない極限のプレーでした。DeNA側が三塁走者がゴロが転がった瞬間にスタートする「ゴロゴー」を仕掛けてくることも想定済みでした。川相内野守備コーチ「素晴らしかったとしか言いようがない。紙一重のプレー」と絶賛しました。右拳を突き上げて雄叫びを上げたクールな男は「1プレーでファンの方々に大きな歓声が上がる。それを聞くと気持ちも入りますし、自然なガッツポーズが出たり。特別だなと思います」と。集中力は研ぎ澄まされていました。ヒーローインタビューで、大声援が聞こえていましたか、と振られて、「メチャメチャ聞こえてて。きょうの夜、多分、寝れません!!」と興奮でほてった心と体をちゃめっけたっぷりに表現しました。前半戦は全く打てず、売りのはずの守備でもエラーを連発(リーグで3番目に多い16失策)して、「気持ちの面で弱さがあった」と「2年目のジンクス」を体験した門脇選手ですが、持っているものは抜群ですから、さらに磨きをかけて来年は頑張ってくれるものと期待しましょう。

 1点を守る超美技が続きます。8回無死一塁では、三塁の増田大選手がバントに猛チャージをかけて、素早く二塁に送球し、併殺を完成させてピンチの芽を摘みとりました。7回の代走から三塁の守備に入った守備職人は「この辺にゴロが来たら二塁へ送ろうと思っていました」増田選手。シーズン中も途中出場がメインで、「亀井コーチにシーズン終盤に『スーパーサブのレギュラーだ』と言ってもらったのがうれしかった」と、役目を全うしてうなずきました。

 阿部慎之助監督(45歳)「あの2つで勝ったようなものなので。素晴らしかったです」と絶賛しました。投手陣は7回途中無失点の山崎伊織投手(26歳)から3連投の大勢投手まで無失点でつなぎ、CSでは球団初の1―0完封を達成しました。守り勝ちました。リーグ最少のチーム58失策とV奪回の土台となった強固な守備で、虎の子の1点を死守した試合でした。♥♥♥ 

 

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