ゲン担ぎ

 お正月に街をブラブラして気のついたことが一つあります。かつては、お正月になると車のフロントグリルにしめ縄などのお正月の飾りをつけるのが日本古来の風習でしたが、近年ではしめ縄をつけた車をあまり見なくなりました。今年のお正月にはしめ縄をつけた車を一台も見ることはありませんでした。しめ縄には「神様を迎える準備ができていること」を示す意味があり、交通安全を祈願して車につけるものとされています。12月26日以降にフロントグリル部分につけるのが一般的ですが、苦しむという意味を持つ29日や一夜飾りといわれる31日は避けるようにします。また、しめ縄を飾る期間は玄関に門松が飾られる期間である松の内までとなっており、関東地方では1月7日、関西地方では15日頃までに取り外すようにします。取り外したしめ縄はそのまま捨てるのではなく、神社や地域で行われる左義長(「お焚き上げ」「どんど焼き」とも呼ばれる行事)で焚き上げてもらいましょう。それが難しい場合は、しめ縄に塩をまいて清めて、きれいな紙に包んで捨てるようにしましょう。

▲八幡家の玄関

 昔はお正月には車や玄関先にしめ縄を飾るのが一般的でしたが、最近は車だけに限らず、玄関先に飾るケースも少なくなってきました。それは、車のデザインや価格、生活の変化との関係性が影響しています。それでは、しめ縄をつけなくなった理由を細かく見ていきましょう。

◆しめ縄をつけなくなった理由①  車のデザインに合わない

昔の車はしめ縄が似合うデザインのものが少なくはありませんでしたが、現在は格子型のフロントグリルのない車や丸みのあるデザインの車が多く、しめ縄がつけづらくなりました。

◆しめ縄をつけなくなった理由②  正月文化が希薄になった

時代の移り変わりによって、しめ縄だけでなく、門松や鏡餅、おせち料理などといったお正月文化が徐々に希薄になってきました。

◆しめ縄をつけなくなった理由③  車に傷がつく可能性がある

しめ縄は走行時に外れないように、しっかりと装着しておくため、装着に手間がかかったり、装着時や走行時に車に小さな傷がついてしまったりということが考えられるためです。

◆しめ縄をつけなくなった理由④  車が所有するものではなくなってきた

レンタカーやカーシェアの普及による車の利用方法の変化で、自分の物ではないからつけづらくなりました。所有者以外の車の利用方法が増えているのです。

◆しめ縄をつけなくなった理由⑤  お守りが身近になった

交通安全のために車につけるしめ縄ですが、もっと手軽に身につけられるのが「お守り」です。交通安全のお守りがあればいいだろうという考えが広まりました。また、その処分が面倒という理由もあるようです。 

▲自転車にもゲン担ぎ

▲最上稲荷奥之院本堂

 私は毎年自転車カゴにもしめ飾りをつけていました。昨年はバタバタしていてつけなかったのですが、そのせいか交通事故に遭って車にぶつけられてしまいました。幸い大きなケガもなく無事だったのですが、そんなこともあって今年は忘れずにつけています。「ゲン担ぎ」です。私は結構信心深いんです。今年のお正月も最上稲荷奥之院のお上人様にご祈祷をしていただきました。最上稲荷からは、母がお守りをいただいてきてくれて、もう長年ずっとズボンの後ろポケットに入れています。心臓の手術をした時も、股関節の手術を受けた時も、交通事故に遭った時も、年末に自転車で転倒した時も、私を守ってくれたものと思っています。お守りを入れている毛糸の袋は、亡くなった叔母が編んでくれたものです。♥♥♥

▲いつも母が守ってくれています

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