「共通テスト リーディング」はもっと長くなるか?

 毎年「共通テスト リーディング」は英文量が長く長くなってきています。80分の制限時間内で最後まで解き切れない受験生もたくさんいます。さらに新課程では、生徒たちが学習する単語数自体も大きく増えています(資料下を参照)。1月18日(土)に行われる「リーディング」試験では、さらに分量が多くなるのでしょうか?

▲2024年2月10日の講演会資料より

 講演を終えた後、私がじっくりと読み込むことをオススメしている大学入試センターから公表されている「共通テストリーディング」に関する「問題評価・分析委員会報告書」でも、この分量の多さについての言及・苦情がありました(下線は八幡)。

過去最高の語数であり、問題文だけで4ページにわたる設問があったことに鑑みると、全体的に受験者が落ち着いて問題に取り組める大問構成とすることを検討してもよいと思われる。  (高等学校教科担当教員の意見・評価)

ただし分量については再考を要する。上述のように各設問の設計は適切であるものの、全体の分量が試験時間に比して過大であるように思われる。思考力・判断力・表現力等を適切に測るべく出題に様々な工夫をする場合、受験者が十全に力を発揮することができるよう解答時間を保障することが不可欠である。  (高等学校教科担当教員の意見・評価)

速読と精読のバランスの観点、特に思考力を測定する観点からすると、これ以上語数を増やすことは有効でないと考える。情報量が増え、問題も複雑になり、短い時間の中で単に注意力や情報処理能力を測定するような試験に陥るのではなく、じっくりと考える時間を設定して思考力を十分に測るような試験問題に改善することが求められるのではないかと考える。  (教育研究団体の意見・評価)

 このような切実な現場の要望に対して、「問題部会」は次の様に答えています。

高校教員からは、全体の分量が試験時間に比して過大であり、分量の適正化を検討するよう要望があった。読む量だけでなく、内容の複雑さも適正となるよう、今後の出題に向けて検討を続けて行きたい。 (問題作成部会の見解)

 現場からのこれだけ強い要望と、このようなやり取りを頭に入れると、新課程の「共通テスト」リーディングでは、伸び続けた語数の増加はいったん歯止めがかかるのではないか、と私は踏んでいます。みなさんはどう予想されますか?♥♥♥

【補記】 今年の「共通テスト」のリスニングは間違いなく難化します。ずーっと平均点が上昇を続け、もうこれ以上はないだろう、というところまで来ているからです。

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