「ばけばけ」

 2025年の秋から放送されるNHK連続テレビ小説は、明治時代の作家、小泉八雲の妻、小泉セツをモデルにした、「ばけばけ」です。113作目となる連続テレビ小説「ばけばけ」は、「怪談」などの著作で知られ、日本の伝統や文化を海外に紹介した明治時代の作家、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻の小泉セツをモデルにしたドラマです。武士の時代が終わった明治初期、松江藩の没落士族の娘が、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会います。急速に西洋化が進み、人々の暮らしや価値観が変わっていく明治の日本で、夫婦は、埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光を当てて語り継いでいきます。ドラマの舞台は、ヒロインが生まれ育つ島根県松江市から、熊本など各地に移り変わっていきます。今、松江市はロケ地になるということで、この話題でもちきりです(写真上)。

▲松江北高でのロケ風景

 前回、松江がロケ地になったNHKの朝ドラは「だんだん」(2008年~2009年)でした。(「だんだん」というのは出雲弁で「ありがとう」の意味です)。三倉茉奈・三倉佳奈さん姉妹が出演して大ヒットしたドラマでした。島根京都で別々に育った双子。それぞれ相手の存在を知らずに育った双子のめぐみのぞみがある日出会い、そして2人は、それぞれ医療と祇園の女将への道を進んでいくという筋書きでした。当時2人はまだ可愛らしいお嬢さんで、人気抜群でしたね。実は、松江市でテレビ・ロケが行われた時に、NHKから、松江北高にも協力要請が来て、撮影現場となったんです。当時総務部長を務めていた私は、教頭先生・生徒部長と一緒に、このドラマの撮影に協力をさせていただきました。30人ほどの松江北高生がエキストラとして出演しています。北高校舎へ登る坂道での自転車登校場面の撮影、生徒たちがグランドで戯れる場面の撮影、等々いろいろと思い出はありますが、一番思い出に残っているのは、北高4階の社会科教室(当時)で、担任の先生が通信簿を返却する場面・昼休みの昼食場面の撮影でした(写真上)。この教室の窓からは、真正面に国宝・松江城を見渡すことができ、絶好の撮影現場でした。北高生エキストラの諸君は、朝早くから登校し、見事に大役をこなし、NHKの関係者からはずいぶんお褒めの言葉をいただいたのを思い出します。

▲カラコロ広場の壁にあしらわれた後ろ姿の小泉八雲

 松江市末次本町「カラコロ広場」の奥にある石壁にヘルン(小泉八雲)の旅行カバンを持った後ろ姿のレリーフ上のレリーフ像を見て、県外からやってきた女子高校生たちが「あっ、寅さんだ!!」と叫んでいたのには思わず吹き出してしまいました。「カラコロ広場」の一角の石壁に刻まれた、松江ゆかりの作家・小泉八雲の後ろ姿のレリーフは、米国の画家ウェルドンが描いた挿絵をもとに作製されたものです。松江の島根県尋常中学校への赴任を命ずる辞令に、パトリック・ラフカディオ・ハーン(Patrick Lafcadio Hearn)Hearn(ハーン)「ヘルン」と表記したのが広まり、来日当初、ファミリーネームは「ヘルン」と呼ばれていました。ちなみに「カラコロ」とは、小泉八雲が、明治23年、当時木橋だった松江大橋を、人々が下駄を履いて渡る際に響く音に、深く心ひかれたことを語った文章から名付けられたものです。松江市内には、「小泉八雲旧居」(国史跡)や「小泉八雲記念館」もあります。さらには、八雲が好んで訪れた名所(例えば、月照寺普門院)も数多く残っています。ぜひ一度訪れてみてください。♥♥♥

 

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