Asian

 英語の力をつけるために、生徒たちにはとにかくこまめに辞書を引かせます。最近の英作文の授業で、Asianという単語が出てきました。Asianは、一般に辞典・単語集では「アジアの;アジア人の」という文字通りの意味しか載っていませんが(例えば『アクシスジーニアス英和辞典』『ワードパワー』)、イギリスアメリカでは、この言葉から連想される意味はずいぶん異なっています。アメリカでは、日本・中国・韓国・ベトナムなどの東アジア人や東南アジア人を連想する人たちが多いようです。しかしながら、それに対してイギリス人たちが思い浮かべるのは、インド・パキスタン・バングラディッシュ・スリランカといった南アジアの旧植民地の人たちです。英連邦諸国出身の皮膚の色の黒い人たちです。そのことはスティーブ・モリヤマ『イギリス英語は落とし穴だらけ』(研究社、2016年)にも、はっきりと出ていました。授業では、『ライトハウス英和辞典』(第7版)を引かせて、「《参考》 Asianはしばしば《米》では東アジア(日本・中国・韓国など),《英》では南アジア(インド・パキスタン・バングラディッシュなど)を指して用いられることがある」という注記にマークをさせて注目させます。『ロングマン英和辞典』(絶版)には「アメリカではふつう日本,中国,韓国などの人を,イギリスではふつうインド,バングラデシュ,パキスタンなどの人を指す」とあります。どこかでこの知識が役立つはずです。♥♥♥

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