心情を表す表現

 今までたくさんの学校で生徒たちを教えてきましたが、英語の勉強をする際に、何か暗号の記憶か、電話番号でも暗記するかのような態度の人がずいぶんいました。とても無駄な事だと思います。これでは決して英語が得意になることはできないでしょう。例をとってみましょう。次の熟語を別個に一つ一つバラバラに覚えていきますか?それとも…?

■be afraid of~(~が恐い)
■be fond of~(~を好む)
■be proud of~(~を誇りに思う)
■be  ashamed of~ (~を恥じている)
■be sure of~(~を確信している)
■be ignorant  of~ (~を知らない)
■be certain of~(~を確信している)
■be convinced of~(~を確信している)
■be sick of~(~にうんざりしている)
■be tired of~(~がいやになっている)
■be doubtful of~(~を疑っている)
■be weary of~(~に飽き飽きしている)
■be suspicious of~(~を怪しんでいる)

 何か気が付くことはありませんか?そうです。上の全てが前置詞ofをとっていますね。そしてその意味をよく観察してみると全て「心情」を表す表現のようですね。オッ、どうやら「心情」を表す表現の時はofを取ることが多いのだな、と推測できれば随分記憶の負担が楽になります。すると今度は「なぜ心情を表す時にはofを取るのだろう?」という当然の疑問が湧いてきますね。日頃からこういった勉強の仕方をしている人はどんどん力がついてきます。勉強にも「方法」があるのですネ。授業では、そのような「効果的な勉強の仕方」を伝授するように心がけている八幡です。

  学校は勉強しに来る所ではない。「勉強の仕方」を学ぶ所だ ―さだまさし

     生徒が一番苦労している「単語の暗記」も、「アタマ・オナカ・シッポ」に分解してやることで、「丸暗記」よりもはるかに効率的に記憶の隙間に残すことができます。勝田ケ丘志学館で創設時から使用している『必携英単語 LEAP』(数研出版、2018年)には、このような語源情報が満載です。かつて松江北高現役時に、受験に必要な英単語を生徒たちに何とか効率的に覚えてもらうために工夫をしようと、毎日昼休みに「語源プリント」(1日1項目)を限定100枚で配布したところ、なんと松江北高の職員室前には大行列ができました。これらのプリントを1冊にまとめて、『英単語はアタマ・オナカ・シッポで攻略だ!』(自費出版、2011年)として配布したところ、全国の先生方から「欲しい!」と希望が殺到しました。すでに在庫は全部なくなっているんですが、今でも希望される先生方がおられるので、「センター教材データCD」を製作する際に、オマケとして1冊まるごとPDFファイルで収録しました。プリントアウトして使ってもらっています。

▲プリントを求めて大行列が!!

▲自費出版した八幡の単語本(絶版)

▲こんな風に代表的な「オナカ」を押さえる

 そのために今私が一番オススメしているのが、最新刊のすずきひろし『語源×語感×イメージでごっそり覚える英単語事典』(ベレ出版、2025年)、清水建二『英単語の語源図鑑』(かんき出版、2016年)、竹岡広信『必携英単語 LEAP 改訂版』(数研出版、2024年)の三冊です。♥♥♥

▲これ、とても面白い!!

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