カキクケコの法則

 潜在意識を味方にすれば、私達の願望も速やかに叶います。そのためには潜在意識の性質をよく知ることが早道です。潜在意識はよく氷山に例えられますが、ここでは豪華客船「クイーンエリザベス号」で考えてみましょう。「意識」「潜在意識」の関係はこのクイーンエリザベス号の船長と船の関係と同じです。右に行くのも左に行くのも、すべて船長の操作する舵にかかっています。船長の腕次第でどんな港へも自由自在に連れていくことができるのです。もし船長がいなくなって、誰も舵を取る者がいなくなってしまったらどうなるでしょう?大海原のまっただ中でさまよってしまうか、どこかの暗礁に乗り上げて難破してしまうことでしょう。それと同じように私達もまず、自分の意識内でしっかりと目標を明確にする必要があります。さもないと私達の人生も、気がついたら暗礁に乗り上げてしまいかねません。さて、この巨大な船の方向転換を図ろうとする状態を思い浮かべてみましょう。船長が舵を切っても切っても、最初はなかなか行き先は変わりません。いったん方向が決まって走り出した船は、誰もその動きを止められないほど大きな力を持っています。しかし一生懸命切り続けていると、やがておもむろに船は方向を変えていきます。これは私たちの潜在意識にこびりついた、過去の習慣を変えることの困難さを暗示していますね。しかし、それでもあきらめずに新しい、いい行動を続けていると、習慣といえども必ず変えることができることをも意味しています。つまり私達の潜在意識は、この巨大客船のように慣性力があるのが大きな特徴で、この慣性力をうまく利用するためには、いったん方向を決めたら、しょっちゅう方向を変えないことです。もし船長が行く先を、気まぐれで決めていたらどうでしょう。今まで神戸港に向かっていたのに、急に高知港に舳先を向け、さらにその方向が定まらないうちに、今度は函館港に舵を切る。これでは、いくらいい性能を持った船であろうと混乱してしまうばかりですね。

 こういった性質のある潜在意識をうまく使って、願望を達成する方法を、コンパクトにまとめたのが、願望を必ず達成する名付けて「カキクケコの法則」といいます。命名は見山敏(みやまさとし)さんです。昔、オムロンにお勤めになり、死を覚悟したほどの大病の後、株式会社ソフィアマインドを起業されました。私がまだ若い頃、ご親切にも無料で送ってくださる「ソフィア」という自己啓発の機関誌を楽しみにしたものです。見山さんの真摯な生き方には大いに刺激を受け、手当たり次第に著書を読んだものです。現在も見山さんのホームページ(⇒コチラです)にも、貴重な情報がたくさん出ていますのでお勧めしておきます。

◎「カ」・・・紙に「書く」。

 「書かれざることは実現しない。目標を文字にしてその実現を念ぜよ」と言われます。 私たちの頭の中は、多くのことが詰まっていて整理がついていないことが多いのです。いろんな考え、いろんな思いで頭の中はごちゃごちゃになっています。書いて書いて書き出すことによって、私達の考えが次第に明確になってきます。まず自分のやりたいことは何なのか、書き出してみることです。次にそれを達成するための行動計画です。いついつまでに、何をどのような手順で行なうのかを明らかにしましょう。そして大事なことは、それを折に触れて眺めることです。成功者の手帳を見る機会があれば、見せてもらうといいでしょう。その人達の手帳は、将来の行動予定で埋まっています。自分の目標の実現のため、何月何日は何をする、ということが明確になっているはずです。その日暮らしの、出たとこ勝負では決してありません。寝ても覚めても、自分のやりたいことが頭から離れないくらい自分の潜在意識に刻印されていると、無駄な行動はしなくなります。その願望実現のための行動を最優先させることになります。例えば、つき合いでもそうです。無益な時間つぶしを慎むことでしょう。当然、自己コントロールも行なおうとしますね。

◎「キ」・・・希望をもち、望む結果がまちがいなくやってくることを「期待」しよう。  

 感謝の先取りを行ないましょう。これらの行為は、ちょうど大地に種を蒔いたその後に水を与え、太陽の恵みを注ぎ、肥料を施すことと同じくらいに願望を育てる上で大切な行為です。

◎「ク」・・・「口」に出して唱えよう。

 口に漢数字の十と書くと「叶う」という字になります。この叶うという字が示すように、常に口に出していると願いは叶うのです。特に夜寝る前のうとうとした時に、紙に書き出した願望があたかも叶ったかのように、自分の耳に聞こえるくらいの声で唱えてみましょう。あなたはきっと思いもかけないような奇跡的なことを体験することでしょう。いつも口癖のように「忙しい、忙しい」と唱えていると、本当に忙しくなってきます。また常に生活が「苦しい苦しい」と言っていると、本当に苦しくなってきます。逆に「大物になりたい」と声に出して繰り返し唱えていれば、それらしい態度や行動になってくるものです。言葉には「言霊」といって物事を実現する不思議な力があるのです。

◎「ケ」・・・「決意」し「継続」する。

 私達が決意しなければ物事は実現しません。断固として決意し続けることです。決意するということは代償を払うことをいとわないことです。肚をくくるということです。人から非難中傷されようが、信念を貫き通す覚悟をすることです。肚をくくれば必ず天地が味方してくれます。

◎「コ」・・・言うまでもなく「行動」するということだ。

 いくら念じても行動しなければ何も叶いません。行動こそが全てです。潜在意識を味方にするとは、とりもなおさずこの行動の原動力を高めることなのです。

 もう一つ。世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコさん(最近文化勲章を受章なさいました)の好きな言葉で、特に大きな感動を呼んだ「か・き・く・け・こ」のお話が、『致知』2019年8月号に出ていました。「『か』は『感謝』、『き』は『希望』、『く』は『くよくよするな』、『け』は『健康』。最後の『こ』は『行動』。この5つって、仕事でも人生でも重要じゃないかと思いますね」(コシノ談)

 さらにもう一つ。仕事ができる、できないの基準は職場や仕事内容によるでしょうし、上下関係によってもその評価は異なったりするものです。でも、「この人は信用できる」という印象を与える人には、必ず共通していることがあったりしますよね。例えば、お仕事における「かきくけこの法則」もあります。仕事ができる人が絶対に忘れない「かきくけこ」とは? ①「か」……感謝の気持ち ②「き」……興味 ③「く」……苦労 ④「け」……謙虚 ⑤「こ」……更新 これも忘れずに心したいですね。今日は幾つかのバージョンの「カキクケコの法則」をご紹介しました。♥♥♥

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