岡本流出!

 「新聞報道は本当に当てにならない!」ことを実感しました。先日、米記者協会所属記者の「複数の関係者は、読売ジャイアンツが今季終了後に岡本和真をポスティングしないと見ている」との報道を読んだその翌日に、巨人は今オフポスティング制度を利用した大リーグ球団との移籍交渉を認める、と発表しました。あの報道は一体何だったんでしょうか?

 高卒4年目から巨人の不動の4番の和製大砲がついに大きな一歩を踏み出します。巨人は、岡本和真内野手(おかもとかずま、29歳)がポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す、と10月22日に発表しました(順調にいけば2026年中に海外FA権を取得見込み)。巨人では3人目の承認となり、野手では初めてです。本人は〝メジャー全球団OK〟の姿勢で、米メディアの間でもすでにさまざまな候補球団が乱立していますが、移籍先はどこになるのでしょうね?岡本選手の夢に球団も突き動かされました。同制度を利用したMLBの移籍は、2019年の山口 俊投手(引退)、2020年オフの菅野智之投手(現オリオールズ、この時は断念)以来です。この日、都内の球団事務所で会見した岡本選手は、山口オーナーや球団への感謝を口にした上で、「ずっと憧れでもありましたけど、常に目標にしていた。そういう舞台に行ける選手になりたい、行って戦える選手になりたいと思って今も取り組んでいますし。そういう気持ちは変わらずにずっと持っていました」と強い思いを明かしました。巨人の4番打者のメジャー挑戦は2002年オフのゴジラ・松井秀喜選手以来、23年ぶりの2人目です。かつて「メジャーに挑戦しなければ、やめた時に後悔すると思う」と語っていた岡本選手が、高みの夢に挑戦します。

 今オフのポスティングシステムでの挑戦については、ケガもあり「本当に日本一にできなかったので申し訳ない気持ちもあるが、僕としてもMLBで勝負したいという気持ちが強くて。どちらが強いというのはないが、ただ勝負したいという気持ちがあった」と説明しました。投手・外野手では成功例が数多く挙がりますが、これまで挑戦した日本の内野手はメジャーで活躍しきれていません。新たな挑戦を見据えて、「もちろん厳しい世界だということは分かっている。日本に残った方がいい、とか厳しい声もあるだろうし。ただ、それは自分が行ってみないと分からないこと。やってみないと分からないので、そういうことも承知の上で勝負したい」と言葉に力を込めました。希望する移籍先については「本当にない。欲しいと言ってくれる球団があれば本当に僕はどこでもうれしいです」とフラットを強調しましたが、MLB球団からの需要は高いと見られています。奈良・智弁学園高から2015年にドラフト1位で入団。今季こそ左ヒジの負傷で長期離脱を強いられましたが、2018年から2023年まで6年連続で30本塁打以上を記録。3度の本塁打王(20、21、23年)に輝き、2度の打点王、守備でもゴールデン・グラブ賞を2度獲得した三塁(20、21年)と一塁(24年)に、左翼もこなし、球団屈指の右のスラッガーとして活躍してきました。「ケガが思ったよりひどかったので、自分のスイングができるかとか、ちゃんと治るのかとか不安はありましたけど、そこでメジャー挑戦を断念する気持ちはなかったです」

 万能ぶりも兼ね備えた伝統球団の主砲に海を渡る機会が訪れたとあって、今後は激しい争奪戦が繰り広げることが予想されます。今季中にはカブスやフィリーズなど複数の球団関係者が視察に訪れ、岡本選手をチェック済みです。中でもアメリカの報道では、巨人OBの松井秀喜氏もプレーしたヤンキースが数多く取りざたされています。米球界関係者によると「ヤンキースのキャッシュマンGMは大谷(現ドジャース)の獲得にも失敗したため、日本人の大砲探しに躍起になっている。一部では村上(ヤクルト)の移籍先はメッツが最有力という話も出ている。岡本を是が非でも獲りたいはずだ」と明かします。また、2002年11月に伝統球団の間で結ばれた〝協定〟も追い風になると見る向きもあります。どうやら本腰を入れて岡本獲得に動く見込みです。別の関係者は「岡本は守備も良く、打撃の調子のムラが少ないことも魅力の一つと捉えられている。巨人とは業務提携を結んでいるだけに、情報共有もされているだろう。岡本獲得へは一歩リードしている部分は確かにある」とも証言しました。

 巨人・吉村編成本部長は、「彼の描いている夢を球団がバックアップしながら、背中を押して挑戦させてあげたいなという気持ちになった」とサポートを約束。主砲が抜ければチームは大打撃となることは間違いありませんが、「主軸、4番を長年務めてもらった岡本くんの抜ける穴を埋めるのは大変ですけど、彼がアメリカで活躍しながら日本のジャイアンツを見守って喜んでもらえるようにチームづくりをしていきたい」と話しました。申請期間は11月1日から12月15日までで、交渉は45日間。来季はどこのユニホームを着ることになるのかに大きな注目が集まりそうです。2015年から11年間共にプレーし、2022年オフには主将の座を引き継いだ後輩に、坂本勇人選手「寂しいですけど、彼がメジャーの舞台で活躍してる姿を早く見たい。活躍すると信じているので楽しみにしています」と期待を寄せました。

 ただ来季の巨人軍がとても心配です。今季に左肘じん帯損傷で離脱していた時期の巨人打線のひどさを思い出します。それでもケガを乗り越えて69試合で打率3割2分7厘、15本塁打、49打点と、存在感を発揮しました。通算1974試合出場、打率2割7分7厘、248本塁打、717打点と巨人打線を牽引してきた4番がもういません。一体どうするのでしょうか?リチャードor浅野を徹底的に鍛えて4番に据えるか、高年俸の大リーグからバリバリの大砲を連れてくるしかないか?岡本のメジャー挑戦に伴い、来季は「4番・三塁」が空位となります。「代わりにはなれないですけど絶対、オレが打つっていう気持ちで動き出しています」リチャード。今季から本格開花の兆しを見せた男が主砲継承のプロローグになるでしょうか?♥♥♥

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