重信慎之介引退

 10月に巨人を戦力外となっていた重信慎之介外野手(しげのぶしんのすけ、32歳)が、現役引退を決めました。私は巨人の中では好きな選手でした(今季年俸3,000万円)。現役続行を希望していましたが、NPB球団からのオファーはなく自ら決断をしました。「すべての可能性をフラットに」とNPBや海外リーグ、さらに身体能力の高さを生かして他分野のアスリートとしての競輪やゴルフなど他競技への転向も検討しましたが断念。悩み抜いた末に、野球人生に区切りをつけました。「自分でも辞めるときはスパッと辞めるのかなと思っていたけど、時間がかかりました。今は次に進むしかないという前向きな気持ちです」と晴れやかな表情で語りました。「10年前、夢と覚悟を胸にこの世界に飛び込み、毎日が挑戦であり、学びであり、戦いでした。うまくいかない事がほとんどでしたが、うれしいことも悔しいことも沢山経験させていただきました。そのすべてが自分の財産であり、かけがえのない時間です」と綴り、続けて「入団してから今日まで、たくさんの方々に支えられ、ここまで野球人生を歩んでくることができました。指導してくださった監督・コーチの方々、チームメート、裏方の皆さん、そしてどんな時も応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました」と感謝を述べ、「どんな時も応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの熱い声援、拍手、笑顔が、自分にとってどれだけ力になったことか。思うような結果が出せず苦しんだ日々も、皆さんの存在が前を向いて走る力になっていました」と、ファンの後押しに感謝しました。私個人としては、あの足があれば、まだまだやれると思うのですが、厳しい世界ですね。

▲重信選手のトレードマークのヘッドスライディング

 早稲田大学から2016年にドラフト2位で入団し、俊足を武器に2019年に106試合に出場するなど通算585試合に出場しました。通算打率2割3分。7本塁打。55打点。今季は1軍でプロ最少10試合の出場に終わり、2軍で多くの時間を過ごしました。大きな故障はなく、体はまだ動きますが、オファーがなかったことから、現実を受け入れました。俊足を武器に通算70盗塁。しびれるような場面での代走も多く経験しました。日本球界では少なかった二塁へのヘッドスライディングにいち早く目をつけ、研究を重ねた結果、二盗の際に足から滑るよりもわずかに速いことが分かり、2019年からヘッドスライディングを継続してきました。下手をすればケガのリスクもありますが、一つの盗塁に野球人生をかける覚悟で貫いてきた姿勢に感銘を受けていました。盗塁のできる選手が極めて少ない巨人にあって、代走の切り札としての存在感はピカイチでした。現役選手ではヘッドスライディングという異例の試みに挑んだのは、自己表現とともに野球の裾野を広げる狙いもありました。批判は少なくありませんでしたが、「だからこそ野球には絶対に手を抜きたくなかった」と本業と向き合いました。博識で坂本小林ら先輩からも頼りにされ、1軍出場10試合に終わった今季は、2軍で後輩たちに食事をごちそうする兄貴分の顔も見せました。今後はビジネスについて学び、事業の立ち上げに向けて準備を進めるとのことです。趣味の自動車改造を生かしたビジネスでしょうか?「何か予定や目標がないといけない。じっといていられないタイプなんですよね」。持ち味のスピードとブレない心で、第2の人生へと駆け出す重信選手にはがんばってもらいたいですね。♥♥♥

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