抜群の歌唱力と、歌うときのしかめっ面が大好きな一青 窈さんが、「もらい泣き」で鮮烈なデビューをしてから、早いものでもう10周年だそうですよ。彼女は小学生の時に父を、中学生の時に母を亡くし、伝えきれなかった思いを天国にいる両親に届けたくて、詩を書くようになったんだそうです。近頃は、それを歌に乗せて聞いてくれるみんなに届けたいという気持ちが強くなったとか。最近は「演じがい」があるとして、昭和歌謡を歌ったアルバムに力を入れておられますが、はっきり言って、これはいただけない。やはり私たちが彼女に望むのは、「ハナミズキ」「大家」(ダージャ)の路線です。泣かせて欲しいんです。そして彼女独特の研ぎ澄まされた感性で紡がれた、破天荒な詩を味わいたいんです。「ええ、いーやー、君からもらい泣き…」6月27日には2年ぶりのオリジナルアルバム『一青十色』が出るようですから期待しましょう。
デビュー前から、病院や老人ホームでライブを行っていて、歌謡曲はみなさんに喜んでもらえるレパートリーでした。震災の被災地でも歌いました。私の父母と同世代の人たちは、歌詞がつくらく後ろ向きであっても、思い出される時代の記憶の方が大事で、ものすごく受け入れてくれます。そうした経験を踏まえて、歌いに行けないところの人にも喜んでもらえたらと思いました。 (『読売新聞』 5月18日付)
彼女はラーメン大好きで、全国各地のラーメン屋めぐりをしておられるようですから(「全国マップ」を作っているとも聞きました。彼女の分厚い財布の中には行きたいお店の資料や切り抜きがいっぱい入っているとか)、コンサート当日に、ご当地の名店ラーメン屋を張っていると会えるかもしれませんよ。一昨年の松江コンサートでは、私の大好きな「花さか」に出没されました(お店が移転しています)。ここのご主人とももう長いつきあいですが、最近はご主人の体調の関係で、お昼しかやっていないのが残念です。お大事に。もう30年以上通っていますが、いつも注文する醤油ラーメンは、チャーシュー麺かと思うほど、チャーシューが沢山入っていて美味しいんです。



