人間同じことをしていても、意識の持ち方一つでずいぶんその結果も異なることを、多くの生徒を見てきて感じています。毎日行っている「英単語テスト」一つ取ってみても、自分の語彙力をつけるために、発音、派生語、使い方に至るまでみっちりと準備してやっている生徒、単語を目だけで追っかけて丸暗記ですましている生徒(1週間もしたらきれいに忘却のかなた!)、ひたすら根性で暗記に励む生徒、忘れないようにいろいろと工夫をして臨んでいる生徒、とさまざまです。怖い先生に仕方なしにやらされていると感じている生徒、英語の勉強と思ってやっている生徒、大学に入るための受験勉強と思ってやっている生徒、将来就くであろう職業に役立つツールと意識して、何とかそれをモノにしようとしている生徒、と。ずいぶん意識の持ち方が違いますね。成績となって現れる結果も、明らかに異なるようです。
これに関して、イソップ童話に「3人のレンガ職人」という有名な話があります。自己啓発セミナーや、ビジネスの世界でもよく引用されるお話です。
中世ヨーロッパのとある町で、大聖堂の建築が行われていた。そこへ一人の旅人が通りかかり、レンガを積んでいる職人さんたちを見かけて、一人の職人に尋ねました。
「何をしているのですか?」するとその職人Aは答えました。 「ご覧のとおり、ただレンガを積んでいるだけさ。親方の命令だから仕方ないけど、つまらない仕事さ。」今度は、別の職人Bにも尋ねてみました。すると、職人Bはこう答えました。
「強くて高い頑丈な壁を作っています。大変な仕事だけど、賃金が高いからね。」また、別の職人Cにも尋ねてみました。すると、職人Cは誇らしげな表情でこう答えてくれました。
「村人のために大聖堂を造っています。自分が亡くなってからも、子供や孫達が私の仕事を誇りにしてくれると思います。」




