アイスコーヒー

 「ice coffee, ice teaは和製英語。正しい英語にするためには語尾の-edを落とさないでiced coffee, iced teaとしないといけない」という記述をどう思われますか?全く現実の語法を反映していない誤った観察です。最近、小池直己・佐藤誠司『大人の英語力が面白いほど身につく!』(青春出版社)という面白い本が出たんですが、この中にも「アイスコーヒーを英語で何と言う?―動詞のice(氷で冷やす)を過去分詞にして、iced coffee(冷やされたコーヒー)と表現するのが正解です」という記述があります。

 結論的に言いますと、「アイスコーヒー」は、iced coffee, ice coffeeともに正用法です。ただしiced coffeeのほうが ice coffeeよりも圧倒的に優勢です。もちろん、日本ほどこの商品が一般的ではないという事情は踏まえたうえでの話ですが。

 「アイスティー」の場合も、ice tea, iced tea両者とも正しい英語です。故ボリンジャー博士は、1987年に博士の地元Palo Altoで、現地調査をしてくださいました。それによれば、「iced teaよりもice teaのほうがより普通」でした。仕入れのカタログには両方の表現が見られたそうです。博士の語感によれば、iced teaのほうがice teaよりも “more elegant”(より上品)な感じがするとのことでした。他のインフォーマントたちもこれに同意しました。そのためか日常生活ではiced teaを避け、ice teaを普通に使うのだ、とのことでした。一方イギリス英語では、iced teaのみが正用法だというのがイルソン博士の観察でした。英語も一筋縄ではいきませんね。

 さて、先週は私の教えている2年生で「全統模試」を実施しました。早速直後に「見直しプリント」を配布して、自分の間違った回路を正すように強調したところです。そのプリントをダウンロードサイトに登録しておきます。模試は受ける前の準備、受けた後の後始末が重要です。「やりっぱなし」は絶対にいけません。「やっておきなさい」だけでもいけません。NATO (No Action Talk Only)ではダメなんです。

  • 高2全統模試英語見直しプリント 

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