テンヨー2024新製品

 テンヨーの2024年の新作4点が届きました。私にとっては毎年楽しみにしている秋の恒例イベントなんです。例年、東急ハンズで先行販売されるので、10月に出かけて売り場をチェックしましたが、今年は11月の販売でした。今年はどの作品も例年に比べて少し高価になったようですが、投資する価値は十分にあります。

◎ショッキングパスケース 考案:Yuji Enei、将魔 2,970円

マジシャンは白紙を取り出して両面をよく検めた後に、パスケースのポケットに4つに折った白紙を入れます。「よ~く見ていてください。瞬き厳禁ですよ」。ケースを指で弾くと一瞬で白紙が本物のお礼に変化します!取り出して手渡し、本物であることを確かめてもらいます。他にも空のポケットから定期券が出てきたり、お札をクレジットカードに変化させたりと、使い方はあなた次第!パスケースという仕掛けを感じさせない身近な道具で、気軽に取り出すことができ、さりげなくマジックを見せられます。指ではじくだけで、この鮮やかなマジックを見せることができるのです。最近のNHKBS1番組「Cool Japan マジック」で、清水一正さんが演じておられたのもこのマジックでした。♠♣♥♦

◎ミステリーショーケース 考案:田中ひろき 2,640円

よ~く検めてもらった手の平サイズのミニチュアテーブルの上に小さなスタンドをのせ、透明なカバーをかぶせます。さらに輪ゴムでカバーを固定し全体に黄色い筒をかぶせます。カバーの中が空っぽであることを相手にしっかりとのぞいて見てもらってから、おまじないをかけて筒を外すと、カバーの中に本物の500円玉が立った状態で出現します!完全に閉ざされた透明ケースの中にコインが思いもよらない動きで出現する本格的イリュージョンです。じっくりと道具を見ても、仕掛けが隠れているような怪しげな部分はどこにもありません。思いもよらない動きで出現させるユニークな仕掛けに驚いてください。これ、めっちゃ不思議です。♠♣♥♦

◎THE写楽 考案:Justin Flom、小宮賢一 2,640円

相手に1枚のトランプの名前(マークと数字)を全く自由に言ってもらいます。両面が真っ白なカードの束を取り出して、ウラもオモテも何も印刷されていないことを見せます。テーブルの上にカードの束を当てて滑らせていくと、有名な浮世絵(写楽)が鮮やかに現れ、描かれた肖像が選んだカードの名前をズバリと言い当てています!思わず声をあげるほどの不思議さと目にも鮮やかな現象が見せられる傑作マジックです。専用のテーブルマット(シリコーン製)が入っていたのにはびっくりしました。ここで、マシュー・ビシュ考案の「ホワイトアウト」を思い出しました。

クロースアップマットをひっくり返して、裏面のゴムの上でトランプを絵筆のように動かし、その摩擦を使ってカードを広げてみせる演出は、マイケル・ウェバー(Michael Weber)によって考案され、1980年代より複数のマジシャンによって応用されてきました。アメリカのラスベガスに住むマジシャン、ジャスティン・フロム(Justin Flom)氏は2011年、このアイデアを応用して、トランプを使って「モナリザ」の絵をタイル状に現し、その絵の中で選んだカードが当たる『Card Artistry』という作品を発表して、話題となりました。このあざやかに絵が現れる現象に魅了されたテンヨーの開発スタッフは、数年に渡り商品化を検討しました。その際、このマジックで使われるファロー・シャッフルという技術が簡単でないこと、絵が現れた後に、マットの上に並んだカードを相手が調べられないこと、そして「まったく自由に」カードを選ばせることができないこと、などがテンヨー製品のマジックとして発売するために何としてでも越えなければならない課題と考えるようになりました。数十個に及ぶ試作をくり返して、これらの課題を一つずつクリアしていき、現在の商品の形になりました。力作です。♠♣♥♦

◎メンタリストの動物図鑑 考案:佐藤 総 1,980円

動物の写真(38種類)の載っているハードカバーの図鑑を相手に渡します。マジシャンには見えないように好きなページを開いてもらい、そこに載っている動物の写真に手を当てて集中してもらいます。マジシャンは手の平をアンテナのようにして観客に向け(「手の平通信」)、離れた場所からズバリ相手のイメージを読み取り、質問をしたりすることなく、載っている動物を全て見事に当ててしまいます!何の変哲もないように見えるこの図鑑には、実に巧妙な仕掛けが隠されている、プロのメンタリストも仰天の不思議な図鑑です!考案者の佐藤さんの頭脳には脱帽です。動物のうんちく情報もいっぱい書かれており、楽しく読むことができますよ。♠♣♥♦

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