『直前演習2025』のご紹介

 『直前演習2025共通テスト 英語(リーディング)』(ベネッセ、1060円税込み)を、毎年最後の演習で使っています。全国のたくさんの高等学校でご採用いただいて、可愛がっていただいている『重要問題演習 2025共通テスト 英語リーディング』(ラーンズ)の続編です。私は毎年この二冊だけを「共通テスト」対策で使っているんです。まずは、各大問の解き方・考え方を、重要問題演習 2025共通テスト』で生徒たちに確認してもらった後で、「共通テスト」で出題が予想される形式の問題で総仕上げを行ってもらい、実力を完成させる流れとなっています。この問題集では、①全問オリジナル予想問題! ②求められる力を明確にした出題! ③苦手な出題形式を残さない仕組み! が編集方針として貫かれています。大学入試センター「共通テスト問題作成方針」を踏まえて、実戦テスト形式の予想問題で得点力を養成し、実力を完成させる教材で、全国の多くの学校で、「共通テスト」の演習にお使いいただいています。チャットやメールのやりとり、掲示板でのやりとりなど、よりコミュニケーションの場面を意識した問題にも対応しています。英文や音声とあわせて、図表やグラフの情報の整理が必要になる問題も取り上げています。複合的な情報処理能力を育成することができます。英文の内容面でも、英文を読んでいく中で「気づきがある内容」「読んでいて面白いと思えるような内容」を意識して、ネイティブが書き下ろしているので、実に内容のある英文が多いですね。そこら辺は毎年たくさんの先生方から高い評価をいただいている問題集です。主な特徴は次の通りです。

 例えば、模擬試験で受験生の平均点が非常に低く苦手意識の多い新傾向問題【第6問】では、問題演習に入る前に次のような手順を徹底しています。こういう解き方のパターンに慣れておくことが非常に重要です。これを教えてくれるのが『重要問題演習』付属の「ナビゲーター冊子」なんです。それを踏まえて実際の問題演習に入るのです。

【第6問】の解き方

①まず冒頭の「場面設定」で「テーマ」を確認する。
②最後のプレゼン資料に飛んで、「筆者の立場」を確認する。
③問1、問2の設問を見て、誰の意見を尋ねているのかを確認してから、本文を読み
始める(テーマに賛成か反対かに留意しつつ)。
④問3へ。筆者の立場に賛成(反対)の人は?またその理由は?
⑤資料A、資料B(グラフ・図を含む)で筆者の立場を補強している。その論拠は?《難》

 この問題集は『重要問題演習』同様に、新課程初の「共通テスト」を控え、第1問~第8問構成で作られています。聞くところによれば、全編8問で構成している問題集はベネッセのものだけだそうです。他社は依然として6問構成か、一部分8問構成でお茶を濁しているようです。今までに実施された河合塾、駿台、ベネッセの模擬試験も全て8問構成ですね。これに関しては、ベネッセの編集や営業にもご意見・ご質問が数多く寄せられているようで、私の所にも結構この典拠に関して問い合わせがよくあります。「8問構成の情報源が未だに分かりません。本番、同じ構成なら癒着としか言いようがないかなと思ってます。「英作文添削」と「意見比較」が進研も全統もワンパターンで出題されていますが、本番では出題されないと思います。」といったご意見までいただきます。確かに公式な発表はありませんが、現時点で利用できる資料に基づくと、こうした8問題構成になるということです。大学入試センターの「試作問題」やら「モニター調査」のことをご存じない先生方がおられるのは驚きですね。

 さて、ここでみなさんに、特にご紹介したい別冊付録「攻略BOOK―Score Up & Check―」(全32ページ)があります。私も協力させていただいている特別な教材です。「Score Up」「共通テスト」の新傾向問題(正答率低し!)を中心に取り上げていて、解法のポイント・ツボを分かりやすく提示しています。「Check」では、読解問題を読む場合に重要な「つなぎ語」「語彙」を押さえることができます。また最後のページにある「アメリカ英語とイギリス英語」のコラム記事では、両者の「語彙」「綴り」「発音」「文法」の4つの分野における違いを、簡潔に解説しています。来年は【第4問】で英文の論理を問う問題で、文と文の間に入る「つなぎ語」の出題が予想されていますので、「つなぎ語を攻略!」において分かりやすくまとめてあります。私がいつも取り上げる、誤解されているin factafter allについても解説しています。

 最後に、私が『重要問題演習』でやっている効果的な指導法について触れておきます。全ての長文問題に「QRコード」が付いており、演習が終わった後に、すぐにスマホで「音声」を聞くことができます。これがリスニングの勉強にずいぶんと役立つのです。リ-ディングの勉強をしながら、同時にリスニングの勉強にもなるのです。私がいつも述べている「リーディングとリスニングの相互乗り入れの授業が効果的」ということです。私は以前から「音声」を全ての問題に付けて頂くようにお願いしていましたが、今ではそれが実現しています。今回の『直前問題演習』(ベネッセ)でも音声が全ての問題でダウンロードできるようになっていますので、演習後に聞くようにすると、ずいぶんと効果的ですよ。♥♥♥

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