ミサワホ-ム

 私は今から17年前に、ミサワホーム松江市東奥谷町に自宅を建てました。一年ほど住んでいたマンションの真ん前の土地が空いていたので、そこを買って建てたんです。幾つかの住宅メーカーさんの話を聞きましたが、その中で一番丁寧で親切そうだった方がミサワホームさんでした。値段は一番高かった(!)んですが、選んで正解だったと今では感じています。その後のアフターサービスが全然違ったんです。

 ミサワホーム「蔵のある家」で有名ですが、実はそれだけの住宅メーカーではないんです。なぜなら、ミサワホームはもともとデザインを得意としており、さらには機能性にも大きな強みを持つハウスメーカーなのです。暖かく、縦空間が開放的で、遮音性も優れている機能的な部分に大きな魅力を感じました。

高い天井は最高!

 ミサワホーム最大の特徴の一つは、「縦方向の空間をつくることが得意である」という点です。なぜ、縦方向の空間を作ることが得意なのか?ミサワホームの住宅は、木質パネル接着工法で作られています。木質パネル接着工法とは、簡単に言うと枠組みと断熱材を両面から合板で張り合わせたパネルを組み合わせて建築する工法です。また、張り合わせる際に非常に強力な接着剤+スクリュー釘で接着しています。面で支える構造なので、非常に強い家を作ることができる訳なんです。そのため、通常よりも高い壁=空間を作ることが可能です。通常よりも高い空間を作れるということは、天井を高くしたり、スキップフロア=中二階を作ることができるという訳です。天井を高くしたり、スキップフロア=中二階を作ることができる、ということは2階までの距離が伸びる、床下の空間が空くと言い換えることもできます。その空間を有効活用するために「蔵」が活きてくるということなんですね。蔵」は140cm以下で作られることが多く、法律上では延床面積に含まれないため建築条件の影響を受けにくく、固定資産税を抑えられるというメリットもあります。収納だけでなく、シアタールームにしたり、秘密基地のようにしたりさまざまな使い方が可能です。八幡家の場合は、中二階の「蔵」をマジックの道具部屋として使っています。

 そんなミサワホームの高さの魅力の中でも、特に私が魅力的に感じたポイントは天井を高く作れることです。招待してもらった完成見学会で天井が高い家を見学して、非常に惹かれたんです。ミサワホームでは、3.5mを超える天井高を実現することも可能です。天井を高くすることで空間を広く、開放的に見せるだけでなく、自然光をたっぷりと取り入れることができ、明るい空間づくりにも効果を発揮します。一般的な住宅では、2.4mが標準です。高くできたとしても、2.7mくらいがほとんどです。そう考えると、3mがいかに高いかが分かりますね。

 実はこれに関しては、ミサワホーム独自の強いこだわりがあることを、創業社長の三沢千代治(みさわちよじ)さんの著書『本物志向』(1992年、講談社)で知りました。天井の高い家に育った子どもは将来大物になる、というデータがあるというのです。ミサワホーム総合研究所で、偉人と言われる人物の生い立ちに関する事柄や伝記を調査して、さらに現代で、活躍している人100人に子どもの頃の住宅について取材をしました。その結果、子どもの頃、天井の高い、広々とした空間の中で育った人が、将来名を成す大人物になるというケースが多いことが分かったのです。特に、作家などの想像力を必要とする職業の人、また政治家などの広い視野と識見を必要とする人に、そういった傾向が見られたようです。作家の中には、お寺に生まれたり、幼児期にお寺に預けられて育ったという経歴の人も少なくありません。お寺の伽藍の高い天井や深い奥行きなどが、子どもの心に空想力をかき立て、後年の創作活動に大きな影響を与えたのではないかと推測されています。造り酒屋とか、大庄屋とか、大きな空間のある家に育った人なども、詩人とか画家とか音楽家など、ユニークな活動をする大物芸術家に育つ例が多いようです。建物としての家が、創造性の開発や人間形成に大いに関係したと思われるのです。家の中に「吹き抜け」などを設けることで、子どものインスピレーションをかき立てるようにすれば、将来想像力豊かな大物が育つことが考えられる、というのが三沢社長の考えでした。

 ミサワホームは、「デザインのミサワ」と呼ばれることもあるほどデザイン性に強みがある会社です。34年連続で「グッドデザイン賞」を受賞しておられることからも、そのデザイン力の高さがうかがえますね。ミサワホームの家は、シンプルでありながらも洗練されたデザインが特徴なんです。多様化する現代社会のくらしの受け皿として、シンプルで長く愛される住宅をコンセプトにしています。極端に華美な住宅やTHE・豪邸といった住宅ではなく、線や面が際立った陰影があり、かつ機能的なシンプルで美しい住宅が得意です。私が家を建てた時には、念願だった「書庫」と(⇒詳しい紹介記事はコチラ)、日々の疲れを癒やしてくれる「お風呂」に(⇒詳しい紹介記事はコチラ)、大きな無理を言って設計していただきました。大満足でした。

 2024年現在、34年連続で「グッドデザイン賞」を受賞しています。これは、住宅業界では最多の実績です。34年も評価され愛されるということは、その実力を裏付けるポイントですよね。それだけ、デザインに強みがあり、そのノウハウとエッセンスを取り入れやすいという特徴があります。♥♥♥

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す